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ゴルフクラブのお話〜アイアン編(考え方)③〜

 

前回でのアイアン編(考え方)②では70歳代の人はお好きなアイアンを、

60歳代の人は無理をしないでも打っていけるアイアンを、と書きました。

前々回のアイアン編(考え方)①ではアイアンの場合、可能であれば易しすぎず、

打ち応えのある、調子がわかるクラブを使いましょう、とお勧めしました。

 

クラブの易しさや難しさがわかるということはある程度、

経験や技術や現実的な理想がないと判断できない、という事です。

という事は、このアイアン編(考え方)を興味を持って読んでくださっている方は、

ゴルフがお上手な方、ベテランゴルファーの方、ということになります。

という事は、そういう人たちはゴルフを簡単にやめたりしないだろう

という結論となりました。

自分で展開した論理に対して、いきなり結論を出してしまい大変恐縮です。

 

ドライバーはビギナーの方を含む、全ゴルファー共通の関心事であるのに対して、

アイアンは以前にも書きましたが非常に個人的事項で、

その考え方はプレイヤーにより様々です。

おそらく誰であってもいつか必ず欲しくなるのがドライバーですが、

アイアンは変な話、その気になればグリップ交換をしながら一生使えます。

わたしが書くまでもなく、打ちやすく気に入っているものがあれば、

それを長くお使いになられる方がほとんどでしょう。

アイアンが今すぐ欲しくて仕方がないけどどれにすればいいか迷いに迷っている、

という方もちろん全くいてないとは思いませんが、やはりその数は少ないのでは、

と考えます。トレンドに即した有用な情報だと思われるものが出てきたら、

少しずつお伝えしていきます。今しばらくお待ちください。

 

ここにて『ゴルフクラブのお話』を書いている大きな理由の一つには、

ゴルファーの数を増やしたいというよりも(もちろん増える事は大歓迎ですが)、

どちらかと言えば今ゴルフをしている人たちの機会損失を少しでもなくしたい、

という考えがあります。

 

日々、仕事としてゴルフに関するお悩みを聞かせてもらっていると

やはり考え方というのは非常に大きく、そのためには経験する事が大事で、

もっと言うと成功(個人的には納得や腹おちという言葉の方がしっくりきます)

の形は人それぞれではないかな、という事です。

トライアンドエラーのトライの部分の数が多い事がおそらくベストで

重要だけれども、社会人の方の多くは物理的に困難で結果、

マイナス思考になりやすく、その部分を少しでも防いでいければ、

というのが主旨です。

 

ですので、今回のアイアン編(考え方)③では50歳代と40歳代の人へ、

次週の④では30歳代と20歳代の人への提言の回の予定ですが、

みなさんの想像とは違って、さらに自由度が増しているかもしれません。

どうぞ寛大なお気持ちで読んでくだされば幸いです。

 

 

【一生のうちで知能が最高とされる10年と同時に、

ゴルフを始めるには最高のタイミングを迎えられた人たち】

 

最も知能が高く頭が冴え渡るとされている年代、50歳代の人への提言は、

迷った時は躊躇せずに聞いてください、です。

この世代の人に関しては揺らぎはないと思われますので、

改めて書かずともしっかりとした根拠と意思でクラブ選びをされる事でしょう。

流されることも少なく、自分の意見を持って力強く目標に邁進することと存じます。

 

「ゴルフを始めるのに適した年齢というものは何歳か?」という問いに対して、

個人的な意見ですがどんな人であっても、今の時代を考えるとそれは

50歳というのが結論です。

50歳で始めて、エージシュートまではいかなくとも70歳で70台というのが

一つの目標なのかなというのが偽らざる実感です。

(ご存知の方も多いと思いますが、ゴルフは70歳でティーの位置が変わる)

それと同時にこのイメージを持つことができる、できそうという人は

どれぐらいいるのか、と想像した場合、残念ながらそこまで多くはないでしょう。

せっかくゴルフをグッドタイミングで始めたにもかかわらず非常に惜しいことです。

 

大人の人たちにこれこれこうすれば上手くなる、

これを続ければ上手くいきそうとイメージしてもらうためには、

それぞれの人が持たれているだろうまずそのイメージを話して

もらうことも重要なので、迷いや疑問はどんな些細なことでも躊躇せずに

聞いてほしいと考えます。

 

アイアンはドライバーと違って、熟練者を除いて、簡単すぎるモデルの短所は

ショットの後のアプローチやバンカー、パターに影響が少なくないです。

(そこがゴルフの妙、面白いところでもありますが)

とはいえ情報過多も機会損失に繋がりやすいのでお伝えが難しいところですが、

練習場では7番アイアン、コースではユーティリティークラブ、

ぐらいの感覚で練習していってほしいというのが簡潔でわかりやすい提言でしょうか。

その中でもし何かイメージにないことが起こった場合は迷わずに

相談される事をお勧めします。

 

 

【本格的な中年期を迎えたが、ゴルフでみれば貯金の時期の人たち】

 

さて40歳代のお話です。

勝手な私見で恐縮ですが50歳から本格始動のゴルフで見れば

40歳代は貯金の時期です。

40歳代の方への提言は、今は長いウォーミングアップあるいはストレッチ、

もしくは準備運動の時間、です。

ゴルフってこんなものだという何となくの感覚を持っていただければ

はっきり言ってそれだけで十分と、個人的には考えます。

 

前にも書きましたが、ゴルフの立ち上げはエネルギーのいる事です。

いざ始めたいときにそこからスタートするのと準備運動が

できているのとではこれはなかなかの差があります。

不意のお誘いや思いがけないラウンドやコンペの機会の際、

ゴルフを少しでも始めておいて良かったと思える時がきっとあると

思われますが、その時々のラウンド一回一回を目一杯に楽しんでほしいです。

 

この世代の人たちはとにかく忙しいです。

平日の夜の時間、スーツのままで仕事着のままで練習に来られます。

この時間帯のお客さんはほぼ働き盛りの人たちです。

靴を履いただけでも練習、天に徳を積んでいるなと感じます。

 

どのようなモデルのアイアンをお使いであっても、

時間や予算に制約の多い中、自分で使いたいと感じて

選ばれたものをそのまま使われればいいのではないでしょうか。

それで練習へのテンションが上がるならば、

他人の意見や情報は全スルーでいいと思われます。

何か悩まれることが出てきてもいずれにしてもまだまだ先はあり、

内容に関わらずそれが貯金であることに変わりはないでしょう。

 

今回も長くなってしまいましたが、

最後まで読んでくださりありがとうございました。

次回はアイアン編(考え方)④とまとめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/03/23        bridge   |