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新着情報  2020年05月14日

ゴルフクラブのお話 〜ゴルフ地図編①〜

みなさんこんにちは。

本来であれば、流れとしてフェアウェイウッド編(考え方)⑥ですが、

今回は閑話休題、ゴルフ地図編①です。

 

前回FW編⑤の最後、今ある「ゴルフ」とそれを取り巻く「ゴルフ産業」との

相関図が、最適化された一人一人の「ゴルフ地図」に変えることができれば

(おそらくもうすぐ変わるのではと考える)、「ゲームかコミュニケーションか」という

ゴルフに内包されていた矛盾が両立へと翻る一歩となり、ゴルフというスポーツが

少し変わるのかもしれない、というお話でした。

 

【自分だけの『アナログ』ゴルフ地図を広げて行き先を設定する】

 

ゴルフというスポーツは「ゲームかコミュニケーションか」なんて直言すると、それは極端だという声が聞こえてきそうですが、そのご意見はごもっともです。

ラウンドを共にする楽しいゴルフ仲間がいるということは素晴らしいことです。

ゴルフに限らず日常を離れ、静かな自然の中で1日を過ごすことは心身共のリフレッシュになりますよね。

物事を始める端緒というのは様々あると思われますが、ゴルフの場合で言えばクラブのお下がりが回ってきた、なんていうのは個人的には良いきっかけだなと思いますし、

最初のゴルフ立ち上げ期間にアテンドしてくれる人やゴルフ仲間がいるというのは

かなりラッキーなことです。

そういう環境にある人たちはこれからもその流れに身を委ねていってほしいです。

 

自分自身を振り返るとわたしも人に勧められてゴルフを競技の形でいきなり始めました。

とはいえ、もし仮にそこで始めることがなかったとしても、いずれどこかで何かの形でしただろうなというのも実感としてあります。

 

つまり、きっかけは何でもいいのでは、ということです。

人にも説明できるぐらいものがあったらあったでいいし、なければないでもいい。

「ゴルフを始めてみようかな」とぼんやりと浮かんだこと、

浮かぶ人は浮かぶし、そうではない人はその時はそうではないだけ、

もしかするとずっと浮かばないかもしれない。

野球やサッカーのファンと同じでなぜそのチームが好きかと聞かれても

理由がある場合もあれば特にはない、ということもあるでしょう。

最初のあれこれにこだわる必要はないのでは、というのがわたしの考えです。

 

むしろ向けるべき意識の矛先は小さな終着点たち、始められた以上は

今の段階での「とりあえず」でも「しっかり」でも「適当」でも何でも良いので

何かしらの行き先を設定することをお勧めします。

自分なりのその設定を自分が自分に説明できるぐらいであればかなり

良い感じで、そうなるとそこまでの道中もがぜん面白くなると思われます。

ゴルフはこの自分なりの地図や設計図があるのとないのとでは全然ちがうと考えます。

 

近い将来か遠い未来かはわかりませんが、自分の希望や目標に対して

現在の自分自身にぴったり最適化された『デジタル』によるゴルフ地図が示される、

ということがきっとあるでしょう。

その日がやって来るまではプレイヤー自身、もしくはそれをアテンドする

周囲の人がその人の希望や目標に沿ったなんとなくの『アナログ』ゴルフ地図や

設計図を持ち、それを元に目的地へと向かって進んでいく、そんなイメージでしょうか。

 

【『デジタル』ゴルフ地図になくて『アナログ』ゴルフ地図にあるもの(予想)】

 

ゴルフを始めた人がスイングの立ち上げ期間中(開始35年)、コースでの

セカンドショット以降、距離を稼ぐ番手のFWを芝の上から直接ポンポン打つ

ことを目指しましょう、というのはスイング部分でのゴルフ地図の一つの終着点として、

またクラブフィッティングや試打会等の活用は自分のその現在地の確認として、

それぞれイメージの一つとしてお示ししたものです。

おそらくクラブフィッティングや試打会という単語から既存のシステムを連想、

そこから予想される時間を体感的に長く感じた人は、ゲーム部分では少し停滞

されているのかもしれません。「時間がかかる」か「時間をかけているか」問題で、

ここを重要なポイントとされている方が多くおられ、この問題はゴルフの上達が

持つ難しさの一つなのだという考えに至りました。

 

『デジタル』ゴルフ地図がおそらく得意とされるフィジカルやスイング部分に対して、

状況判断を繰り返し求められるゲーム部分は、主に時間の経過や実戦の経験の

蓄積で研ぎ澄まされる感情や感覚などの「経験値」という人間の中にある

『アナログ』ゴルフ地図なのかもしれません。

 

ゴルフ地図編①はここまでです。

縦に細長い日本は四季があり、気候の変動や自然災害も多く、

今回の新型コロナウィルス感染拡大に対処していくことは非常に難しい面も

あると思われますが、現時点ではどれがプラスでマイナスかも経過と共に

やっていくしかないという現状です。

この先も一難去ってまた一難でしょうが、対策はしっかりし、後はあまり

塞ぎ込まずに気分転換をうまく図りながら過ごしていきましょう。

今週も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

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2020/05/14        bridge   |