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新着情報  2020年1月

ゴルフクラブのお話~クラブを買う前に③~

『クラブに自分を合わせる』

『軽いクラブは軽く、重いクラブはしっかり』

 

ゴルフクラブを選ぶ基準で大きなものの一つに、『重さ』があります。

自分のヘッドスピードを測る、それから、長さのあるドライバーなどのクラブは、

その数値に相対する重さを基準に選びます。

ヘッドスピードに合った重さのクラブがある、ということを認識してください。

また、今すぐにクラブを購入したいビギナーの方はショップの店頭で販売されている、

メーカーのスターターセットがあるのでそれをお勧めします。

 

これがこれまでの①と②のお話です。

ここから先は、もう少し具体的にスペックについてのお話です。

大まかな内容は次の2つ。

  1. ドライバーからアイアンにかけて重さをフローさせる場合

  2. そして、ゴルフクラブの特徴として、

クラブの重さが重くなると、相対的にヘッド性能は難しく、

クラブの重さが軽くなると、ヘッド性能はやさしくなります。

これを念頭に読み進めてください。

 

ドライバーのヘッドスピード40m/sの方でドライバーの重さはおよそ300gとされています。(45インチ合わせ)

 

この45インチという長さもメーカーによって測り方が微妙に違いますが

ここではひとまず表示通りの概数で結構です。

長くなるほど、ゴルフクラブの総重量は軽くなるので

おおよそですが、46インチのドライバーで290gとなり、

45インチドライバーの300g、相当です。

 

 

ヘッドスピードが40m/sの方でドライバーは300g(45インチ)が目安ですが、

ここからアイアンとなるとその流れは5番アイアンでプラス90gです。

 

よって、40m/sの方の目安はドライバーで300g、5番アイアンは390gです。

重さの数値はカタログに記載されていますし、ゴルフ工房のあるショップは

測量もできます。これを目安にクラブを選んでください。

 

 

また、ヘッドスピードが上がるにつれて、クラブは重くなります。

ドライバーであれば、45m/sで320g、

50m/sで330から340gと、なっていきます。

 

ヘッドスピード40m/s前後のプレイヤーが最もクラブの影響を受けやすいとされています。

ヘッドスピードが速くなるにつれて、ヘッド重量も相まってヘッドにかかる力は、

さらに大きくなるからです。つまりは遠心力がかかるから、です。

その大きくなったインパクト、その衝撃の大きさにあったクラブヘッドの設計、

ということになります。

 

ですので、ヘッドスピードが速くなると単純なクラブの総重量が重くなると同時に、

少しずつヘッドの設計自体が変わってきます。

ヘッドスピードが単純な重さにだけ比例しないというのはゴルフクラブの大きな特徴です。

その分岐点の数値が、40m/s前後とイメージしてください。

総重量に合わされたヘッド設計、となるのでそれを打ちこなすその人のスイングの成熟度を無視できない面があります。

すごく簡単に言えば、クラブヘッドは、スイングの熟練度に比例する、

それに対して、シャフトのスペックは、すぐには変わらないもの、

その人の身長や単純なヘッドスピードなどで重さや長さ、硬さが決まります。

 

少し話が逸れますが、このヘッド設計、昔と違ってドライバーに関しては、

トップツアープロたちがどんどんやさしいモデルを使用している、というのは少し前、

1990年代とは違う点ではないでしょうか。

ヘッドスピードが速くスィングが熟しているプロたちはクラブに自分を合わせるのが

うまいですが、とくに今現在、20代のプロたちはジュニアの時には既にやさしい

ヘッドが出ていた、ということもあり、若いプロたちは大きいハイテクドライバーを打つのが上手なんですね。

 

話を戻します。

最初の①とも重複しますが、クラブの購入を考える場合、「今すぐに」当たるクラブにするのか、練習が必要な少し難しい目のクラブにするのか」を決めて選ぶ、というのの意味は、

ヘッドスピードがまずあって、その数値に対して、クラブの総重量、そしてその重さに対してそれぞれのヘッド設計がある、ということです。

 

ここをイメージし、実感していただくために、今お使いのクラブがご自身にとって

どうなのかということを把握して、そこを基準にしてみてください。

 

今、使っているクラブは自分にとって、軽めなのか重めなのか、そして、

易しめなのか難しめなのか、そのイメージを掴んでほしいと思います。

軽めであれば強振し過ぎずに軽く、重めであればしっかりとスィングする、

ということをなんとなくでいいので、実践してみてください。

 

情報だけじゃなく、クラブに自分を合わせる、この作業も少しずつ

取り入れていかれれば、と考えています。

 

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2020/01/27        bridge   |   

ゴルフクラブのお話~クラブを買う前に②~

 

 『クラブメーカーのスターターセットでもほとんど問題ない』

 

今回は「ビギナーの方へ」です。

 

ゴルフはクラブのフルセットのレンタルというものが国内のコースや

練習場にほとんどなく、ほとんどのレンタルクラブは一本一本です。

さらにクラブには種類があり(ウッド、アイアン、パター)、数本のレンタルだけでは満足に回れません。

道具のレンタルに関して、ゴルフはスキーやボウリングなどと異なります。

これからコースに出る人、もしくは出たい人は、やはり自分のクラブを

揃える必要があります。このクラブの購入が、なかなかの大きな山です。

古いクラブを譲ってもらうことがゴルフを始めるきっかけになることが多いですが、

これは非常にうなずけます。

ですが、エネルギーも時間もかけた方が後々の後悔も失敗も少ないです。

 

そうは言っても、なるべく早くゴルフを始めたい!

けど手もとにクラブのセットはない、という方もおられることと思います。

そういう方にはゴルフショップの店頭で販売されている、ゴルフメーカーの

スターターセットをおすすめします。

 

クラブセットはパターを入れた14本まで入れることが可能ですが、

スターターセットの本数に関してはメーカーそれぞれです。

本数に関しては10本前後が多く、全部合わせても14本入っていない場合も多いです。

しかし、これで十分です。

 

コースでこのようなスターターセットを使われている人とラウンドした際、

ティーショットでセットのドライバーを打たせてもらいますが飛距離は

自分のものとほとんど変わりません。

 

ちなみに、このドライバーという飛距離を稼いでくれるクラブ、

これが一番流行のあるものです。

距離に関するクラブ、ドライバーやフェアウェイウッドなどのウッド系のクラブには、

テクノロジーやトレンドが詰まっています。

詳細は後々に書かせていただきますが、特に流行が反映されやすいドライバーは、

後から必ず欲しくなってくるものだと認識していただいていいと思います。

 

スターターセット以外でも選びたい!という方は、次を参考にしてください。

 

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2020/01/20        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜クラブを買う前に①〜

『ほしいのは、今すぐに当たるクラブか少し練習してから当たるようになるクラブか』

 

 

クラブの選び方について、ざくっとですが順にまとめてみましたのでぜひご参考にしてください。

 

①自分のヘッドスピードを測る。(測定機器のあるゴルフショップに行けば無料測定可能)

②ヘッドスピード40m/sの人でドライバーの目安の重さはおよそ300〜310g(45インチ)。

③45m/sの方であれば320g前後、50m/s近くある人だと330gほどとなります。

(※最近はヘッド性能も相まって総重量の軽いドライバーが多いと思われますのであくまで目安としてください。)

 

④合ったドライバーの重さプラス90gが適正の5番アイアンの重さ。

⑤ヘッドスピードが上がるにつれて重さは上がっていく。

⑥④と同時に、ボールの捕まりに直結する、ヘッドの設計も変わっていく。

(※⑥の説明のイメージが分かりにくい方は次章を参考にしてください。)

 

ヘッド=スイングの完成度、日々の練習や経験で変わっていくもの

シャフト=身長などの体型や単純なヘッドスピード、すぐには変わりにくいもの

が、反映される。

⑧一般的にクラブの影響を受けやすいのはヘッドスピード40m/s前後の人と言われている。

 

 

様々なケースがあることは承知の上で、箇条書きですが書かせていただきました。

 

ゴルフクラブのいろいろな情報は「買い替え」を前提にした情報が多いです。

全部とは言いませんが、どちらかと言えばその前提に基づいています。

 

個々のクラブの説明自体は詳しいけれども、全体から見れば、局所的な情報に特化している場合が多いです。

 

そのクラブだけを目がけていて、迷わずに欲しい人には有効な情報となり得ますが、そのクラブを欲しいけどどの程度自分にフィットしたものになるかがイメージできれば、もっとその情報は活かされます。

 

 

ゴルフクラブを購入するのに、慌てる必要は全くありません。

むしろ時間をかけて選んでほしいと思います。

 

今お使いのクラブに多少の物足りなさがあっても、

使いづらいクラブであればそもそもコースで人はまず使いません。

 

今、困らない程度にお使いのものがあればまず、それはそれでいいと思われます。

その上でゆっくりクラブの買い替えを検討する、というスタンスをお勧めします。

 

クラブを買い替えられる前に、

クラブの情報集めと同時に、ヘッドスピードと、使用中のクラブの重さや長さなどのスペックを時間がある時など、こっそりと調べてみてください。

 

使用クラブのスペックを知って数値を比べればなんとなくのイメージが浮かんでくると思います。

 

ヘッドスピードに対して、一番わかりやすい数値はクラブ重量ですが、今お使いのクラブ重量の数値がちょうどいいのであれば、それは今、当たるクラブということになります。

 

もしもヘッドスピードに対して重い、オーバースペック(あるいは軽いアンダースペック)だった場合、それは少し練習が必要なクラブということになります。

 

スクールに通われている方などはインストラクターの方に聞かれてもいいと思います。

今使われているクラブが自分にとってどうなのかということのイメージを掴んで頂ければ、と思います。

いま使用中のクラブのイメージやフィーリングが基準のバーになり、そこからクラブ選びを考えていく、ということになります。

 

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2020/01/14        bridge   |   

ゴルフクラブのお話 ~ご挨拶~

みなさんこんにちは。

ゴルフインストラクターの西原と申します。

 

昨年よりひょんなことから本業とは別に、隔月に一回のペースで、ゴルフコースに関することを書かせて頂いております。

それで勢いがついたではないですが、今度はこちらにてゴルフクラブに関することを書かせて頂くこととなりました。

ゴルフクラブに関する情報も数限りなくあるかと思いますが、全50回を目標に、書いていければと考えております。

 

仕事の上でも、またプレーの上でも、発見することや実感すること、考えさせられること、非常に多くあります。

それらを自分一人でもつのではなくアウトプットすることで結果、この場が少しでもみなさんのゴルフライフの一助になれば幸いです。

 

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

西原一慧

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2020/01/09        bridge   |