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新着情報  2020年10月2日

ゴルフクラブのお話〜ウェッジ編(考え方)⑦〜

みなさんこんにちは。

月が変わり、早いもので10月です。

いよいよゴルフの本格的なシーズン到来です。

今回はウェッジ編⑦として引き続き「バンカー」についてです。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

前回の⑥では、『スイングをオリジナル解釈』されているかもしれない人への「バンカー」練習についての提言を2ついたしました。

  1. アイアンを練習する

  2. バンカーを打たずしてスコアを先に出す

です。

今回はこの⑴に近い、ど直球のバンカー練習方法に基づいたおすすめSWについてです。(当たり前ですが)

 

【練習上手の人たち】

 

ゴルフは練習環境が大きいスポーツだということは前回の⑥で述べました。

バンカー練習ひとつとっても正攻法しかない、というのがその理由でした。

コースや練習場に併設されている「バンカー練習場」を積極的に使っていってほしいですが特にベテランの人の視線が突き刺さることもあるでしょう。

もしそれが嫌ならば打席からでも出来る練習はあります。

バンカーを想定してクラブをしっかり開く、ハンドファーストになり過ぎない、オープンスタンスを作り、重心を少し下げる‥など一連のバンカーでのアドレス確認を打席の上からする、それでそのままゆっくり打ってみる。

打つのが怖い場合はアドレスを作って解いて作って解いてなど、アドレス確認を繰り返すだけでも効果はあるでしょう。

漫然とではなく量より質、多くなくともきっちり練習すれば大丈夫です。

 

このような謎の縦割り練習環境の中でも、その環境自体を創意工夫したり、気軽に相談してこられるなど、うまくご自身で整えることが出来るプレイヤーの方はキャリアやスイングタイプに関わらず、それから男女問わず上達が早いです。

「練習上手」な人たち、ということになります。

気にし過ぎずにどんなプレイヤーも今ある練習環境をどんどん活かしてみてください。

 

【必要な分の練習を意識する】

 

いわゆる名門といわれる古いコース、トーナメントが行われる難しいコースなどはコース上のトラップがうまくよくきいている場合が多く、求められるバンカーショットも自然とプレッシャーの大きな高度なショットになっていきます。

このような場面に遭遇した時は記念に一回打つ、出ればラッキー、ダメなら速やかにバンカー外に2ペナでドロップOKの新ルール行使がおすすめですが、これをされているプレイヤーをお見かけしたことがありません。(昨年からのルールではありますが)

 

少し話がそれますが、ついこないだ初めてのコースをひとりで回っていた時のことですがセカンドショットがあご高バンカー内の縁ギリギリに止まり、壁に向かって振るけれども、フォローのスペースがないという状況、こういうショットは初めてのコースならではと嬉々として打った結果、ボールはなんとかあごは越えたものの深く伸ばされたグリーン周りのラフ(クラブ選手権仕様)を越えられずにまた再びバンカー。

これを打ってピンをかすめてグリーンオン。

パットは入らずにダブルボギーでしたがあー楽しい、と。

このダボから良いリズムとは言い難い後半となりましたが、原因はセカンドショットのクラブを短く持ち過ぎてボールがしっかり上がりきらずにあご高バンカーに捕まった、つまりはピンを狙い過ぎたということですがゴルフって流れだなあと。

 

話を戻します。

表題の「必要な分を練習する」ですが、よくラウンドするコースや次に行くコースの難易度に合わせて練習をする、です。

古いコースや難しいコースは巧妙なバンカーが絶妙にきいています。

しかし、回りやすいコースのガードバンカー(グリーン周りのバンカー)であれば、プレッシャーが大きいバンカーショットというのはそこまでないと思われます。

(もし難解な状況のバンカーショットがやって来てしまった場合、いってはいけないバンカーに打ってしまった、あるいはその前のショットに原因あり)

 

あごの高さや状況の難しさはそこまでではないと考えて落ち着いて練習したバンカーショットを試してみてください。

それでもうまくいかないとなれば持ち帰ってまた練習をしましょう。

 

【ゴルフスイングは振り上げないショットと振り上げるショットの2つ】

 

前置きが少し長くなりました。

さらに長い説明が続きますがもうしばらくお付き合いください。

 

ゴルフスイングは、クラブ「ヘッド」を振り上げないスイングと振り上げるスイングの2種類があります。

バンカーショットに求められるのは難易度や状況もあるので一概には言えませんが、特別な競技等ではない限り、サンドウェッジ(以下SW表記)のロフト角だけでぽんと打っていくバンカーショットから、クラブをしっかり開いてフワリと上げてスピンで止めていくショットまであります。

 

求められるバンカーショットの難易度を整理しましょうと書きました。

比較的あごが低いバンカーから、クラブ「ヘッド」を振り上げないショットをお使いのSWで打ち、SWのロフト角だけでボールが上がるかを試してみてください。(雨上がりのバンカーショットなどは普通のアプローチのように打ちますがそのイメージに近い)

ゴルフをよくされている人がこれを読むと、それの方が難しいのではないか、と思われるかもしれません。

 

非常に大まかですが、この打ち方でバンカーショットをされている人たちが『バンカーのみオリジナル解釈』のプレイヤーのみなさんです。

ゴルフクラブの「ヘッド」を「振り上げる」という動作が苦手、もしくははっきりとちがいが頭で認識されないままスイングされている可能性大といえるでしょう。

 

それから、『スイングをオリジナル解釈』されているかもしれないプレイヤーの人たちのバンカーショットはゴルフクラブの「ヘッド」を「振り上げる」ではなく、「ゴルフクラブ全部」を上げてしまっているという場合が多いのではないでしょうか。

 

距離はともかくとして、バンカーショットの難易度が上がってくるとボールの高さが求められます。

飛ばさなくていい、けれども高さがほしいというショットになればなるほど、ゴルフクラブの「ヘッド」を「振り上げ」、それにより「ヘッド」に係る遠心力を利用して砂を爆発させながらボールにバックスピンをかけていく、という運動になります。

 

ゴルフクラブの「ヘッド」と強調しているのは、距離は出さないけれども高さが必要なので他のショットのように手元が浮かないことがまず重要、それからクラブのロフト角が立ってしまわないように振っていかなければいけないから、です。

 

簡単に書けば、バンカーショットは「SWのバウンス角を使う」ショットが前提、ということになります。(直接打つなどの高度なショットはこの際少し横)

 

しかし、この「SWのバウンス角を使う」ショット自体が難しい、よく言われていますが、そもそもの「クラブを開いて構える」が難しいと感じられているプレイヤーが非常に多いのではないでしょうか。

 

ですので、クラブを振り上げるショット(バウンス角使う)、クラブを振り上げないショット(ロフト角使う)、どちらにしても『バンカーのみオリジナル解釈』のプレイヤーの方、『スイングをオリジナル解釈』されているかもしれないプレイヤーの方、両者におすすめSWは「バウンス角がしっかり効いているイージーなSW」ということになります。

バンカー内からのショット、クラブ「ヘッド」を振り上げないでSWのロフト角だけでもボールが上がるような、そのようなクラブを使われることをおすすめいたします。

 

今回はここまでです。

何かの参考になれば幸いです。

次回の⑧も引き続き「バンカー」について、⑦の内容をもう少し解説いたします。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020/10/02        bridge   |