ゴルフクラブのお話〜ウェッジ編(考え方)まとめ〜
みなさんこんにちは。
今回はウェッジ編まとめです。
どうぞ最後までお付き合いください。
以前にも書きましたが、2010年からの新ルールで新溝に関する規制があったように
ウェッジ(アイアン)は重要なクラブです。
新溝規制より少し前にあった、ドライバーの高反発規制より速やかだった記憶があり、
ボールを上げる事や止める事は飛距離よりも重要な技術なんだなと考えたものです。
ウェッジ編を10回に渡り述べてきましたがまずお伝えしたいことは、振り幅の
小さいショットやショートゲームの重要さに気がつく事、それだけで階段を一つ
上がっているということです。
はじめられてすぐの人であればなかなかご理解いただけないかもしれませんが、
ゴルフのスコアメイクは「アナログ」な面が大きいです。
このアナログ作業をどうやって乗り越えていくか、練習方法も所々で
お伝えいたしましたが、コース上での場数が大きいこともやはり否めません。
(「練習の質と量」という余暇でゴルフをプレーされる方の大命題を閑話休題として別枠で考察中)
実戦経験を積んでいく上で質の面ではメンタルが、量の面では練習環境が重要です。
それらを整えていく過程の中で「絶対にしなければならない」とあまり思い過ぎず、
難しそうだからとパターを選択などのプレーであれば、その冷静なジャッジ自体
も実力のうちです。
慌てずにご自身のペースを掴んでいってください。
ウェッジはスコアメイクの上でも鍵を握るクラブの一方、自分にとって
今のクラブがベストか、合うものがどれか、なかなか分かりづらいという側面もあります。
ショートゲームの場合、ロングショットに比べてミスの許容範囲が狭いという
技術的な難しさと結果へのプレッシャーという二重の難しさがあるからですが
後者のプレッシャーに関して、これは誰にとっても同じこと、
ゴルフにはつきものと考えてください。
その上で、「使いづらいウェッジは使わない」です。
「バンカーショット」については字数を多く割いて述べました。
ある意味でこんなに「アナログ力」(もちろんいい意味)が試されるショットはありません。
スイング面でもバンカーショットがスムーズに打てているなら、そこまでスイングに思い悩む必要はない、むしろ自信を持っていいとさえ個人的には考えています。
それぐらいバンカーからのショットはいろいろな意味でバロメーターではないかなと。
またバンカーに未だ苦労することが多いというプレイヤーの方へは、「バウンス角」の大きいサンドウェッジをおすすめいたしました。
理由はバンカーからの基本的な打ち方である、「エクスプロージョンショット」でバウンス角を使っていきやすいの他、ダウンスィング以降でクラブフェイスが簡単に閉じにくいイメージをもちやすい、という利点があるからです。
以上がこれまでのウェッジ編のまとめとなります。
一口にショートゲームの練習といっても、メンタルと技術、練習環境、ラウンドを共にするメンバーやそのコースなど、ポイントを絞っていけばその内容はゴルファーにとって自分の現在地をうつす鏡と言っても過言ではありません。
クラブの話で止まらずに長く多く述べましたが、小さいショットこそ焦らずにじっくりと良い練習を積み重ね、コースに出ればあまり細かいことは考え過ぎず、五感をフルに使えればそれでよし、そこからのショットの成否はまた別の話、そういったこと全部ひっくるめて楽しいゴルフ、ラウンドとしてください。
今回はここまでです。
次回からは「パター編」です。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。