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新着情報  2020年12月

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑩」〜

みなさんこんにちは。

今回⑩は最終回、「ゴルファーにとって最高のラウンドとは?」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【ゴルファーにとって最高のラウンドとは?】

 

まずはゴルフ自体が健康証明書ですがその中身もとなれば、グリーンに上がったらパットを好きに打つこと、ではないでしょうか。

 

【ゴルファーの特権】

 

顔に出ていようがいまいが苦労してたどり着いたグリーン上、パットをマナーの範囲内で思うように打つことは全ゴルファーに等しく保証されている特権、それを侵害することは何人もできません。

 

【理論と実感】

 

「ショットがどれだけよくてもパットが入らないとショットまでおかしくなってくる、ショットがおかしくてもパットが入ってくるとショットも良くなってくる、ということはパットの練習だけをしていたらいいということ?」とは、古閑美保プロ(08年JLPGAツアー賞金女王)が言われていた記憶がありますが、これを聞いた時はすごく面白いなと。

 

型をどうするかはともかく、理論も実感もどちらも非常に大事、自分の気持ちと相談しながら、スイングはスイング、スコアはスコアと別々に進めていく、というお話をこれまでしてきました。

スイングとスコアを同時に意識することは至難の業だからです。

ですが心配ご無用、成果はパッティングにちゃんと出るようにゴルフができているのかもしれません。

 

【何がどう変わってもゴルフ自体の難しさは同じ】

 

ゴルフボールやクラブの進化についての話し合いが議論のテーブルに載っていることは途中にも触れましたが、仮にゴルフが12ホール競技になる、カップの大きさが大きくなる、バンカーがなくなる、などの競技になってもそうなればなったでまた必ず何かが難しいとなっているのではないかな、と思います。

簡素化はともかく、競技として簡単になればあまり誰もしないのではないかなという気もしなくはありません。

 

 

【一年間ありがとうございました。】

 

これまで「ゴルフクラブのお話(考え方)」として50回を目処に述べてきました。

結論は「ボールを打つことが簡単になっても、ゴルフの難しさはきっとそこまでかわらないのでは」です。

 

カテゴリーごとの毎回の問題提起&解決策のご提案と同時に、全回を通底して「いいスイングとはインパクトがあるかどうか」では?ということも考察、その便宜上、余暇ゴルフの方のスイングタイプを3種類に分けてきました。

そのうちの『スイングをオリジナル解釈』されているかもしれないプレイヤー(しっかりさん)に興味があり、終盤に別枠で書かせていただいたゴルフの練習編は「しっかり」さんへのお手紙となっております。

 

ゴルフは何にこだわるか、をプレイヤー自身が設定できます。

しかもそのこだわりをとことんまで追求することも可能です。

対戦型のスポーツだとこうはいきません。

スコアか、スイングか、クラブか、どれなのかを明確にして見失わずに楽しんでほしいと思います。

 

ゴルフクラブを選ぶ時、今使われているご自身のクラブが基準です。

ヘッドも難しく、シャフトも重いものに変えた、となれば今のものから2段階は難しくなります。(どれぐらい難しく重くなったかもありますが)

ということは最初の間、同じスイングならば、そこまでのミスヒットではなくても少し距離は落ちます。

右利きの方ならそれまでよりも右にもいくと思います。

同じスイングでクラブのスペックだけが上がったなら、最初のこれは仕方がありません。

感触も弾道も変わって当然、安易にダウンスイングでヘッドを閉じてインパクトで合わせたりすることがないようにご注意ください。

 

お話は尽きませんが、いろいろあっても、「今日は入るかなどうかな」とグリーン上でのパッティングを楽しみに当日は早寝早起きで長くゴルフを楽しんでほしいと思います。

来年は新たなテーマで始まります。

またどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

みなさまにおかれましては、年末年始も健康第一でどうぞお過ごしください。

それでは今回もそして一年間、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/24        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜パター編(考え方)⑧最終回〜

みなさんこんにちは。

今回はパター編⑧最終回「入るオーラ」についてです。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【前回と今回のあらすじ】

 

寄せよう入れようと思い過ぎずにまずは長さより簡単なライン、それをアプローチするような気持ちでパットする、などポジティブ思考を使っていく、が前回の内容でした。

今回は「安心感」の考察として「入るオーラ」についてです。

 

【オーラの次元がちがう】

 

オーラというと少し大げさですが、人間ですので気分は毎日変わります。

誰でもそうですが、朝起きて目が覚めたときの感覚なども毎日ちがいます。

ラウンドの日の、朝のここを前もってイメージすると、イヤイヤするパットが少なくなり、その結果、いいことがあるというのが今回のお話です。

 

ゴルフは屋外でするのでスタート時間にもよりますが、ほとんどで朝が早いです。

ということは当然ですが、心身とも元気でなければできないスポーツということになります。

特に長くゴルフをされている方は本当に元気な人が多く、いつも大変勉強になりますが、いいスコアを出しそうな人は普段とはちがうオーラがさらに出ています。

朝、クラブハウスや練習グリーンでお会いした時に「この人は今日、いいスコアで回りそうだな」など、大げさではなくなんとなくあるなと。

 

今ちょうど年の瀬ですが来年のゴルフの日程、たとえばGWのコンペ、お盆にする帰省先でのラウンド、秋のクラブ競技など、大きなイベントや予定は年単位でほぼ決まっているのではないでしょうか。

(今年や来年に関してはイレギュラーがあるかも知れませんが)

 

【自分の素のストローク=スイングイメージ】

 

少し先にある予定の中で何か頑張りたいラウンドがある場合は、その1日に向かうイメージをして、目の前のパットはその途中だとしていくと、ストロークが少しずつ変わります。

気負いが少ないストロークは、自然体のパッティングとなります。

はじめにも述べましたが、パッティングストロークにはその人のスイングイメージが如実に出ます。

同伴プレイヤーからのふいの一言など、朝からすっきりしている頭にスッと入ってくる、良いヒントと出会うかもしれません。

ラウンドの日は目覚めよく起きて、コースではいいストロークを心がけると、結果はともかく色々と次につながりやすいです、というお話でした。

 

これにてパター編は最終回となります。

序盤から中盤にかけては、3パットや4パットが多いというプレイヤーの方はアドレスの前傾角を変えないでストローク、またはスイングをしてみてください、という内容でした。

終盤は、パッティングで大切なのはやはり集中力、そしてそれは安心感からくるのでは、ということでそのための道具、ポジティブ思考、目標設定などを使ってご自身のコンセントレーションと上手く付き合ってみてください、というパター編(考え方)のお話でした。

 

今回はここまでです。

別枠の練習編も次回⑩「(アマチュア)ゴルファーにとって最高のラウンドとは?」で最終回、ゴルフクラブのお話(考え方)シリーズの大ラスです。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/21        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑨」〜

みなさんこんにちは。

今回は閑話休題「ゴルフの練習編⑨」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【前回と今回のあらすじ】

 

主観的になりやすい余暇ゴルフの場合、ミスが出る(ミスと感じる)とその原因追及がスイング面ではじまる、という内容が前回でした。

今回は、型を使って自分のスイングや動きのパターンを知る、というお話です。

 

【型でわかる特徴】

 

少し時間がかかる「ゴルフの型」と余暇ゴルフは決して相性がいいとはいえません(だからいろいろ悩ましい)が型を使って練習をすると、動きに対するイメージやパターンを自分で知ることができます。

これだという結論が出るまでは、コースではナイスショットでもないがミスショットでもない当たりを駆使してください。

グリップやアドレスなどの型にはめると、その人の個性や特徴がよりわかりやすく出ます。

それをどれぐらい修正するかは目的など人によってそれぞれです。

 

他者からのアドバイスの場合も同じです。

バックスイングで肩をもう少し入れてみてください、と言われた場合、あと少し肩を入れて出る飛球や動きにプレイヤーのパターン、イメージが出ます。

(これを嫌がる人が多い)

そこに対するコメントがその人への提言となります。

ここがあまり浸透していないのではないかなというお話でした。

 

史上初の冬開催となった『全米女子オープン』が終わりました。

すごい試合でした。

来シーズン以降も楽しみです。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/18        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜パター編(考え方)⑦〜

みなさんこんにちは。

今回はパター編⑦「パターは、パターかアプローチか」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【これまでのふり返りと最終回までの予定】

 

前回の「パター選び」では進化するパター、タイプ別の傾向と個人の好き嫌いについて考察、道具にとって大切なのは「集中力を引き出す安心感」というお話でした。

いきなりですが、これまでのパター編のふり返りと最終回までの予定です。

 

パターという道具について 

サブタイトル「愛用品」。

 

スイング始動とは? 

サブタイトル「反動ではないテークバックがあるかどうか」。

 

スコアから考えるスイング 

サブタイトル「余暇ゴルフの山」。

 

しんどいグリップとその解決策のご提案

サブタイトル「グリップする、に慣れる」。

 

3パットや4パットが頻発する人は高確率で「しっかり」さん

サブタイトル「グリップする、感覚がよくわからないという人へ」。

 

パター選び(前回)

サブタイトル「集中力を引き出す(ほどの安心感ある)道具」。

 

パターは、パターかアプローチか(今回)

サブタイトル「簡単ラインでポジティブ思考を練習」。

 

入るオーラ(次回最終回)

サブタイトル「オーラの次元がちがう」。

 

【前回後半から最終回まで私的感想文です。】

 

最初におことわりです。

今回はパターをパターと考え過ぎずにアプローチと考えてみるというお話ですが、前回の後半から今回、次回最終回までは、ほぼ「安心感」についての考察文、いわば主観にあふれた私的感想文ですので、「のんきな話」と感じられるかもしれませんが、どうぞご了承ください。

8回のパター編でお伝えしたい事は⑤の「パター数がかさんで仕方がない人は高確率でスイング中の前傾角が変わっている」です。

これだけがお伝えできていれば、と考えています。

 

ウェッジやパターなどショートゲームに関わるクラブからは、スイングとスコアの両面から考察してきました。

前々回まではスイング視点の技術的な要素として、テークバック、グリップ、ストローク中の前傾角について、前回からは集中力を引き出すメンタル的な要素として、まず道具の安心感を取り上げました。

引き続き集中力を引き出すメンタル要素として、今回はポジティブ思考、次回の最終回はオーラについてです。

 

【パターは、パターかアプローチか】

 

テークバックもある、グリップもしっくりきている、ストローク中の前傾角もかわっていない、パターにも不満はない、にもかかわらずパッティングがどうも不安という方は、パターをパターとして考え過ぎているのではないかなと考えます。

 

パターが上手い人、います。

パットの名手は誰ですか?といわれて、思い浮かぶ人やプロの選手がおられたら少しイメージしてみてください。

なぜその人はパッティングが上手なのか?

ボールの転がりがいい、グリーンを読むのが上手など、何かしらの理由を挙げることができると思いますが、その人はポジティブ、ではないでしょうか。

 

【ポジティブ1とネガティブ7

 

人は「ポジティブが1に対してネガティブは7」といわれているそうです。

生存本能としてもともとネガティブに考えるようにできているとも。

不安を感じて当然、ゴルフのパターの時は意識的になるべくポジティブを保つ練習を少しずつしていきましょう、というお話です。

 

そもそもなぜ上手い人はポジティブか?

答えは非常にシンプルです。

ラインが簡単なんです。

では簡単なラインとは?

明らかに切れたりしない上りのラインです。

ではなぜ上りが残るのか?

 

【ボールは高いところから低いところへ転がる】

 

ゴルフコースはフェアウェイもグリーンもほとんどが傾斜面です。

設計者の意図はあってそれを利用した方が簡単、ティーショットなど、振り切れていたスイングからの飛球であれば、キックよくいいところへ出てくるなどいわれます。

 

ショットやアプローチなどがグリーンにポーンと乗ったとき、距離感(タッチ)が合っていれば、ボールはころころと低い方へ転がります。

ピン位置がどこであっても、グリーンオンしたボールが低い方へ転がっていくイメージで打っていく。

寄せたいや入れたい、の前に「高いところから低いところへ」です。

そしてその後のパットの距離がすこし残っても、上りのラインであればナイスオンです。

同じ流れでパッティングも同じことをくり返します。

 

パターはパターですが、超難しいラインに対して「これを入れるためのストロークとは?」といきなり考えず、上りのパットを残すアプローチぐらいの気持ちでその後のパッティングもしてみてください。

いい感じのライン、上りなどのパットをたくさん打ってそれでもまだなにか外れている、外れる気がするとなればそこではじめてミスの原因を考える、ストロークかアドレスかクラブか、などです。

コースを把握することが重要ですが、これがしづらい環境はどうしても難しく(ネガティブに)考えてしまうのでご注意ください、というお話でした。

 

今回はここまでです。

次回はパター編⑧最終回「入るオーラ」についてです。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/17        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑧」〜

みなさんこんにちは。

今回は閑話休題「ゴルフの練習編⑧」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【前回と今回のあらすじ】

 

前回は、ゴルフは出したい結果の難しさもさることながら、出せる結果の予想が難しい、と。

なりたい自分へ一直線が一番の理想ではありますが、経験が大きいゴルフの場合、誰であってもこうはなかなかいきません。

理想は理想として、コースや調子と相談をしながら予想や計算を立てる地道作業が大事です、というお話でした。

今回は「ゴルフは難しい?」の続きとして、そうはいっても余暇ゴルフの場合、作業として予想が難しいのは仕方がない、というお話です。

 

【余暇ゴルフが競技ゴルフよりも難しい理由】

 

結論から申し上げると、余暇ゴルフだけでは、何がわからないかわかりづらい、もう少し踏み込んだ表現をすると、いつまで経っても自分のパターンがわからない、からです。

これはゴルフに限らずよくある話で、何がわからないかがわかればわかったも同然、などともいわれます。

 

ずいぶん前になりますが、競技ゴルフからはじめた自分自身をふりかえっても、公式にスコアを競ったりしない、いわゆる遊びでゴルフをした時、「ある意味ではこれの方が難しい」、「これだけで上達する、は至難の業では」と。

ほとんどの同伴者の人たちが「なぜゴルフは上手くならないのか?」を口々にいわれ、その度にいろいろ何か自分なりに答える、をくり返していた記憶があります。

 

他の人と難しいホールやショットの共有がなんとなくしかできないので、ミスが出るとその原因がわからないまま、ミスを減らそうとしてさらにミスを重ねる、そして集中力がなくなってしまう、というループに。

原因はともかく、ミスはミスとしてそれをマネージメントとしてつかっていく、というのがあまりない。

難しいホールやショットは誰でも難しい、それを克服するのには当たり前だけど練習する時間が必要、というシンプルなことが余暇ゴルフでは実感としてなかなかわからない、貴重なその場でマネージメントではなく、ミスの原因追及をしてしまう人がほとんどです。

 

前にも書きましたが、それが打てる人はそもそもそこにいかない、です。

 

アドレスで少し右を向いていた、スイングがいつもよりちょっと早いかな、など誰がどうみてもそう、といった客観的なことは気持ちに余裕があるなら、むしろ聞いた方がいいです。

ですが、ミスの原因をその場でいきなりスイングにもとめることは、他者からのアドバイスがあろうとなかろうと、熟練者やセンスにあふれている天才肌の人ならともかく、ほとんどの人にとっては非常に難しいことです。

 

【全部自分のせいにしない】

 

ぶっつけ本番の要素が強い余暇ゴルフ、ミスに対する考え方も一直線となりやすいです。

良いスイングが良いスコアを作るのですが、スイングもスコアも山あり谷ありが普通、むしろミスをしてこそ。

でもだから難しいし、思いがけず谷に落ちた時のためのクッションとして、今を予想する習慣も大事です。

そのかわり、自分で自分の予想がはまるとものすごく面白いスポーツ、良くも悪くもゴルフは経験、ミスは回収できるんだなといつか実感されることでしょう、というお話でした。

 

今回はここまでです。

「ゴルフは難しい?」シリーズは次回⑨「型の役割」で完結です。

当初の予定を大幅に延長し、閑話休題をお送りしてきましたが、さらにその次の⑩として「アマチュアゴルファーにとって最高のラウンドとは?」をもって最終回となります。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/11        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜パター編(考え方)⑥〜

みなさんこんにちは。

今回はパター編⑥「パター選び」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【「直進性」「打ち出し方向」「ボールのつかまり」の組み合わせ】

 

基本的にクラブは見たままですが、パターも同じです。

 

ヘッドの形はフェースバランスに影響します。

ヘッドの横幅が広いほど深重心となるため、直進性が高くなり、逆にシャープなものほど自分でストロークをしていくことになります。

 

ネックの位置はボールの打ち出し方向に影響します。

ネックがヒールよりにあるものほどボールをつかまえやすく、センターネックに近づくほどボールは左に打ち出されにくくなります。(右利きの場合)

 

またシャフトの延長線上よりヘッドがうしろにくるようについているネック形状のものがあります。

これもクラブと同じで、オフセットのものはボールのつかまりがよくなります。

 

これら、ヘッドの形やネック位置とその形状に加え、長さやバランスやグリップの種類などの組み合わせとなります。

 

【利き目】

 

目の下にボールをセットするパター、利き目でボールの位置がかわります。

右利きの場合、利き目が右の人はボールは真ん中よりに、左の人は左よりにセットされます。

よって、利き目が右の人はセンターネックと相性がよく、左の人はオフセットのものがいいとされます。

 

【悩みは気のせい?】

 

道具には「安心感」が重要ですがゴルフクラブの場合、これは視覚情報によるところが大きいと考えます。

パターにはヘッドとネックの両方とも、直線形と曲線形があります。

自分自身で言えば、ヘッドの形はともかくネックが直線形でなければ、手元やヘッドがグラグラしそうで気持ち悪くて仕方ありません。

長らく使用するパターのネック形状は、クランクネックかセンターネックのどちらかです。(ちなみに利き目は右です)。

 

しかし数年前、あるコンペでスタートホールにてパターを忘れていることに気がつき、同伴者の方たちにパターを借りながら1ラウンドをプレーしたことがありました。

この時、今まで自分が使ったことのないベントネックのネオマレット型をコースではじめて使用、全く問題なく回れたどころか慣れてくると長いバーディパットがよく入り、クラブの好き嫌いは気のせいだと思いました。

 

学生の時もある競技の予選でパターを忘れ、「あー!」となっていたところ、たまたまそこに居合わせた他の出場者の方が予備のパターを好意で貸してくれたことがありました。

この時もショートネック(少し曲線)のピン型でしたが全く問題なく試合をクリアしました。

 

さらにこれは自分ではありませんが、クラスの方とコースを回った時のこと。

前半はプレー時間がおしたので、後半はわたし以外の3名の方がプレーし、ホールアウトに関係なく15分経ったところで次のホールへ行くというルールでラウンドしたところ、全員の後半のスコアが前半よりも大幅に縮まった、ということもありました。

この時ほど、パターどころかクラブやスイングの悩みというのは、練習+システムの工夫次第だと思ったことはありません。

 

【悩むから悩む】

 

コース上でのコンセントレーション、いわゆる集中力や集中状態はどこからやってくるか?ということを考えた時、繰り返しとなりますが「安心感」というのは一つの大きなポイントでしょう。

 

パターにも道具の進化はあり、さまざまなタイプが数多く登場、ながめているだけでも楽しいです。

そのような中から、見た目や直感で自分が選んだパターの機能面を理解して、それをつかう時はどんなイメージかを把握できれば、それで「1安心感」をゲット、のような考え方としてみてください。

 

良いプレーを引き出すためにはあとどれぐらいの安心感がいるのかについては、別枠の「ゴルフの練習編」にて考察中ですので、もしよろしければこちらも合わせてご参考にしてみてください。

 

今回はここまでです。

さて、先週末をもって国内の男女ツアーとも、年内の日程が終了しました。

(女子の新人戦は今週開催予定)

異例のシーズンとなった今年、プロゴルフの国内ツアーがあったこと、大きなトラブルもなく無事に終了したことについて、選手のみなさんはもちろん、関係者の方々の大変なご尽力もあったことと思います。

何をおいてもこれが一番すごいことと、今年も試合の視聴を楽しませていただきました。

統合シーズンとなることが決まっている来年の再開はまだ未定ですが、今から楽しみに待ちたいと思います。

寒くなってきましたがみなさまにおかれましては、健康第一でどうぞお過ごしください。

次回はパター編⑦「パターは、パターかアプローチか」です。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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2020/12/08        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑦」〜

みなさんこんにちは。

今回は閑話休題「ゴルフの練習編⑦」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【今回のあらすじ】

 

一ゴルファーとしての感想を申し上げるとゴルフは難しい、です。

ですがその難しさはあんまり考えなくていいのでは、というのが今回のお話です。

 

【ゴルフは難しい?】

 

ゴルフの難しさについて文を書いてみました。

 

『ゴルフは難しいスポーツです。

競技ゴルフの1ラウンドの究極のスコアは18で、スイング・スコアの両面からみてもその難しさは歴然です。

一方、余暇ゴルフのスイングをスコアとセットで考えた場合、「型」は場数という量に比例するので、これはこれでまた難しいです。

以上のことからゴルフは難しいスポーツです。』

 

もう一つあります。

 

『究極に聞こえるかもしれませんが、競技ゴルフを目指さない限り、具体的なスコアとしての70台やエージシュートについては前のティーから打てる70歳になってから考えましょう。

ゴルファーのみなさん、それまで正しい練習習慣と元気な体さえあれば、何も問題はありません。』

 

これらを読んでゴルフをはじめてみたい、と考える人はおそらく少ないでしょう。

理由は、両方とも「結果」についての文だからです。

 

【コースなりに打つ、が分水嶺】

 

お待たせいたしました。

「100切り」の山についてですが、コースなりに打っているか、です。

 

(先にお断りですが、スコアは「出る」より「出す」なので、下見や練習ラウンドがない、いきなりのラウンドとなることが多い余暇ゴルフの場合、ここでの「100切り」や「80」台前後半の間の山、というのはあくまで比喩的なスコアの意味です)。

 

たとえばクラスに通われている方がもうすぐコースだからとバンカー練習をしたとします。

そこでインストラクターがたずねます。

「どちらのコースに行かれますか?」

「○○(コース名)です。」

「あそこのコースはこういうイメージのコースだから、今のこのバンカーショットの感じならば、おそらくボギーペースの90では回れるのではないでしょうか。」

 

(その後の会話)

 

「スコアは48と47の95でした。」

「スコアカードを見せてもらってもいいですか?」

そしてなぜ5打膨らんだのか、一緒に考えます。

 

これはいかがでしょうか。

 

なんとなくでも、スイングからのスコアの雰囲気、なるものがあります。

このショットであれば、〜ぐらいで回ってもおかしくない、という具合です。

逆に、練習ではしっかりしたショットを放っていても、どこかでこの人は大叩きのホールがあるのではないか、などの場合もあります。

 

ゴルフは、自分自身と第三者の印象の差をプレイヤー自身が実感していくこと、が難しいスポーツですが、自分と第三者の間にあるものがコースやクラブやスイング(の型)です。

その中でも確実に変わらないものがコースとクラブで、さらに変えられないものとなると、コースになります。

 

【「かわらない」をつかう】

 

前回のパター編にて「打ち方が安定すればラインがよめる」と書きましたが、ゴルフの場合は打ち方やその結果よりも、自分なりにコースのフィーリングをつかむことがスコアを作る上では大きなポイントになります。

 

(よく回るコースの)いつもダブルボギーになるあのホールのティーショット、あそこでよく入るバンカーショットをうまく出せたらボギーになってスコアも100を切れるかもしれない(ダボをボギーにしていく作業が100切り)、それどころかいつかバンカーをティーショットで越すことが出来れば、セカンドショットが楽になり90で回れるかもしれない、といった具合です。

 

コースの情報や雰囲気をつかむことができるスイングをしているかどうかがスコアには不可欠ですが、これをプレイヤー自身が見極められるかどうか、が難しいスポーツです。

 

どこまでお伝えできているのかわかりませんが、この「難しい」はどうでしょうか?

冒頭のような文の、いいスイングやいいスコアがあって、そこを目指す「難しい」とは少しちがいます、というお話しでした。

 

今回はここまでです。

次回⑧は「ゴルフは難しい?その2」です。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/03        bridge   |