今月末で「としまえん」が閉園されます。
跡地には、ハリー・ポッターのスタジオツアー施設が作られるそうです。
「としまえん」といえば、東京の西側在住者にとっては誰しもが子供時代に友達と、
青春時代にはデートで、親になって子供を連れていき・・・・・
94年の歴史があるので、親子3代、いや4代で通ったという人も少なくないはず。
私にとっても、自分の人生の各シーンに「としまえん」は常にあったし、
時代は変わってもいつもそこにいてくれる存在でした。
私の地元では、小学生になると木馬の会(としまえんの年間フリーパスが
購入できる)に入会し、休みの日には家族や友達と遊びに行くのが当たり前でした。
親同伴でなく子供同士で行ってもよい場所でもありました。
流れるプール、波のプール、ウォータースライダー、進化したスライダーの
ハイドロポリス。夏のプールといえば「としまえん」でした。
CMも戸川純や野村沙知代を使った一般受けしない、奇抜、という感じのものが多かった
という印象があります。
毎週末に上がる花火も楽しみだった。
自宅の物干し場からも見えたので、長椅子出してスイカ準備して、
匂いまでは無理だけれど、目と耳で花火を楽しむことができました。
今考えると贅沢な話です。
乗り物もシンプルだけれどワクワクするものが多かった。
ロックンロール、ブラワーエンジン、パイレーツ、無理だったサイクロン、
そしてメリーゴーランド。
メリーゴーランドは、『カルーセルエルドラド』というのが正式名です。
あんなに美しい回転木馬は無いんじゃないか、って今でも思っています。
とにかく思い出がいっぱいなのです。
コロナに邪魔されながらも、『としまえんど』と題して、
閉園カウントダウンのキャンペーンもやっています。
米津玄師の「感電」のMVロケ地になったため、
米津ファンの聖地巡りもあって、連日満員で予約が取れない状態です。
思い出の場所がなくなってしまうのは悲しいけれど、
たっぷりのノスタルジーを噛みしめ、8月31日までに昇華させようと思っています。