名画の真ん中にいた
今週は、18日にアヌーク・エーメ、20日にドナルド・サザーランドと、
往年の銀幕の大スターが立て続けに星になってしまい、淋しい限りです。
フェデリコ・フェリーニの映画にどっぷりハマった時期があり、
「甘い生活」で初めてエーメを見ました。
その時も美しい人だな、と思ったのですが、エーメといえば、なんといっても「男と女」でしょう。
ドゥーワー、ワー、ダバダバダ、ダバダバダ、の音楽はあまりにも有名。
この映画の中のエーメは、美しく、かっこよく、可愛く、本当に魅力的です。
自分の中であいまいだった、大人の女のイメージは、この映画を観た後で
アヌーク・エーメに映像化されました。
ドナサザは、24-TWENTY FOURのジャック・バウアー役、キーファー・サザーランドの父です。
代表作は数々あれど、私の中では、フェリーニの「カサノバ」が印象的です。
賛否両論ある作品ですが、私は感銘を受けました。
ラストのマネキンとのダンスシーンが本当に悲しくて、哀れで、素晴らしかった。
冒頭とラストの対比はドナサザでなければ表現できなかっただろう、と確信しています。
ああ、映画が見たい。
数々の素晴らしい作品をありがとうございました。