篠山紀信展
もうすぐ終わってしまう、と10月末ギリギリで焦って行ってきました。
あまりに有名な、「ジョン・レノン オノ・ヨーコ 1980年」をしばらく見てから、
会場に入り、ゆっくり、たっぷり堪能してきました。
鬼籍に入った人々、歌舞伎役者、スター、アイドル、ヌード、刺青の人々、
どれも迫力のある、一瞬を捉える、というのはこういうことなのか、と思う写真ばかりでした。
印象的だったのは、若き日の南沙織の写真と、香川県金丸座での中村勘三郎の口上の写真。
アイドル時代のシンシアこと南沙織のあの視線、あの表情を捉えるのに
どのくらいの時間待ったのだろう、と想像させるような美しい写真でした。
勘三郎の写真は、振り返った役者越しに会場に来ていたお客様を撮ったもので、
心から楽しそうなお客様の笑顔と、やや控えめで、でもうれしさがこみ上げている役者の表情が、
金丸座の柔らかい光に包まれている温かい写真。
役者と観客が小屋の中で同じ明るさの中で共鳴しあっているのが伝わってきました。









