『ゴルフの補助線』1
みなさんこんにちは。
今年から始まった、「今度からこれをちょっとやってみようかな」とゴルファーの方たちに思ってもらえるような事としての「ゴルフ索引」(全50回)は別のところへ引っ越しいたしました。
今回からは新たに「ゴルフの補助線」が始まります。
どうぞ最後までお付き合いください。
【ゴルフをお料理でたとえると】
当然といえば当然ですが、与えられた条件の中、自分で自分を調理するのがゴルフです。
【コースではまずマナー】
例え話をひとついたします。
ゴルフを始められた方にアテンドをしてくれる人がいたとします。
その方が、経験の有無に関わらず、ティーショットは全部打ち直し、ノータッチ、OKパットもなしで回るのがゴルフである、という方針だとしたら、はじめたてで連れて行かれた人、よっぽどの人でない限り、途中でやめてしまうことは明らかです。
ここで問題なのは、厳しいということ(この時点で嫌になる人も多いかもしれませんが)よりも、1組が使っていい時間は1ホールおよそ15分まで(ハーフ2時間から2時間10分以内のプレーがマナー)の時間を守るというマナーが頭に入っていないと言わざるを得ない点です。
振り方も(設定する)ルールももちろん大事ですが、コースではまわり方が一番大事です。
マナーがまずあって、次にゴルフ(お料理)です。
最初の方は飲み込むばかりで、咀嚼をなかなかできない、できる人が少ないかもしれません。
食べた気がしない、という人によってはビギナーの間のこの感想、みんなでゴルフコースをまわる以上、仕方がありません。
誰でも最初に通る道です。
【シミュレーション】
ゴルフを始めてみたいけど何をどうすればいいかよくわからないという方、多いかもしれません。
また、ゴルフを始めてみたもののだんだん分からなくなってきた、という方はもっと多いかもしれません。
何をしたらいいのか?を考える上でのポイントは、プレイヤーの方にとって、コースが前提なのかそうじゃないのか、です。
なるべくスムーズなラウンド、ができるようになるためにどれぐらいの時間があるのか、という点です。
【コースが前提の人】
コースが前提だという人、慣れてくるまでは練習でも、それからコース上でも料理としての完成品を楽しむ暇はあまりないかもしれません。
ビギナーの間、その状況はややハードですが、その代わりやりがいはあると思われます。
上のようなたとえの人はあまりいません、落ち着いてすれば大丈夫です。
どうしてもコースには行かないといけない、お付き合い上で仕方がないという人であれば、おおよそどんなシチュエーションでも、1ホール15分以内でホールアウトできること、ホールアウトできそうと一緒にプレーする周りの人たちに思われること、がまず大事です。
ということは、ティーショットとグリーン周り、グリーン上などのショートゲームの練習が優先順位の上位となります。
さらに、ティーショットとショートゲームのどちらが優先されるのか?であれば、はじめてすぐのプレイヤーほど、コースでは第一打となるティーショットがポーンといくことでしょう。
はじめて間もない、かつコースに行くことがマストのプレイヤーにとって、コース上で一番大事なのは、第一打のティーショットがポンポンといくことです。
遅くならないように走ることも多いかもしれませんが、ティーショット以降はスコアよりも周りとのコミュニケーション、同組のみなさんと1ホール15分以内のホールアウトを目指せていれば全く問題ありません。
コースをまわらなければ、というプレイヤーの状況を周りの方もわかってくれている事が多いからです。
ラウンド中、気にし出すといろいろとキリがなくなっていくことと思いますが、「そこそこティーショット」の準備だけでも気持ちは全然ちがうことでしょう。
【コースが前提ではない人】
今すぐのコースが前提ではない人は、出来上がりの料理をイメージする時間があります。
まずは、本格的がいいのか、気楽な感じがいいのか、のどちらかになります。
そしてゴルフを始められたらすぐに実感されることと思いますが、どんな人であってもコースに出れば、「1ヤードでも遠く、1打でも少なく」となります。
ですのでそこまでへの道として、厳しい目がいいのか、そうではないのか、のどちらかとなります。
今すぐにコースをまわれるようにならなければいけないという必要はない、でもゴルフを始めてみたい、という方は情報収集をしてできる限りのシミュレーションを自分なりにすることをお勧めいたします。
また一緒にゴルフを始める人や、連れて行ってくれる人がいる、あるいはクラスなどの環境がある、という人はその人たちとのコミュニケーションも大事となるでしょう。
【紆余曲折に補助線】
ぼんやりとでもゴルフをはじめてみたいなと思われるということは、何かしらのゴルフ「料理」のイメージができている、ということでしょう。
そしてゴルフは自分で自分を調理するため、ちょっとした紆余曲折もあって当然、それ全部が自分のゴルフです。
ゴルフで不健康にはまずならない、とのほほんと考えていましたが、この紆余曲折に対しても補助線を引いていこうというのが主旨です。
1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。