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最新の情報をお届けします。

『ゴルフの補助線』1

みなさんこんにちは。

今年から始まった、「今度からこれをちょっとやってみようかな」とゴルファーの方たちに思ってもらえるような事としての「ゴルフ索引」(全50回)は別のところへ引っ越しいたしました。

今回からは新たに「ゴルフの補助線」が始まります。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【ゴルフをお料理でたとえると】

 

当然といえば当然ですが、与えられた条件の中、自分で自分を調理するのがゴルフです。

 

【コースではまずマナー】

 

例え話をひとついたします。

ゴルフを始められた方にアテンドをしてくれる人がいたとします。

その方が、経験の有無に関わらず、ティーショットは全部打ち直し、ノータッチ、OKパットもなしで回るのがゴルフである、という方針だとしたら、はじめたてで連れて行かれた人、よっぽどの人でない限り、途中でやめてしまうことは明らかです。

 

ここで問題なのは、厳しいということ(この時点で嫌になる人も多いかもしれませんが)よりも、1組が使っていい時間は1ホールおよそ15分まで(ハーフ2時間から2時間10分以内のプレーがマナー)の時間を守るというマナーが頭に入っていないと言わざるを得ない点です。

 

振り方も(設定する)ルールももちろん大事ですが、コースではまわり方が一番大事です。

マナーがまずあって、次にゴルフ(お料理)です。

最初の方は飲み込むばかりで、咀嚼をなかなかできない、できる人が少ないかもしれません。

食べた気がしない、という人によってはビギナーの間のこの感想、みんなでゴルフコースをまわる以上、仕方がありません。

誰でも最初に通る道です。

 

【シミュレーション】

 

ゴルフを始めてみたいけど何をどうすればいいかよくわからないという方、多いかもしれません。

また、ゴルフを始めてみたもののだんだん分からなくなってきた、という方はもっと多いかもしれません。

 

何をしたらいいのか?を考える上でのポイントは、プレイヤーの方にとって、コースが前提なのかそうじゃないのか、です。

なるべくスムーズなラウンド、ができるようになるためにどれぐらいの時間があるのか、という点です。

 

【コースが前提の人】

 

コースが前提だという人、慣れてくるまでは練習でも、それからコース上でも料理としての完成品を楽しむ暇はあまりないかもしれません。

ビギナーの間、その状況はややハードですが、その代わりやりがいはあると思われます。

上のようなたとえの人はあまりいません、落ち着いてすれば大丈夫です。

 

どうしてもコースには行かないといけない、お付き合い上で仕方がないという人であれば、おおよそどんなシチュエーションでも、1ホール15分以内でホールアウトできること、ホールアウトできそうと一緒にプレーする周りの人たちに思われること、がまず大事です。

 

ということは、ティーショットとグリーン周り、グリーン上などのショートゲームの練習が優先順位の上位となります。

さらに、ティーショットとショートゲームのどちらが優先されるのか?であれば、はじめてすぐのプレイヤーほど、コースでは第一打となるティーショットがポーンといくことでしょう。

はじめて間もない、かつコースに行くことがマストのプレイヤーにとって、コース上で一番大事なのは、第一打のティーショットがポンポンといくことです。

 

遅くならないように走ることも多いかもしれませんが、ティーショット以降はスコアよりも周りとのコミュニケーション、同組のみなさんと1ホール15分以内のホールアウトを目指せていれば全く問題ありません。

コースをまわらなければ、というプレイヤーの状況を周りの方もわかってくれている事が多いからです。

 

ラウンド中、気にし出すといろいろとキリがなくなっていくことと思いますが、「そこそこティーショット」の準備だけでも気持ちは全然ちがうことでしょう。

 

【コースが前提ではない人】

 

今すぐのコースが前提ではない人は、出来上がりの料理をイメージする時間があります。

まずは、本格的がいいのか、気楽な感じがいいのか、のどちらかになります。

 

そしてゴルフを始められたらすぐに実感されることと思いますが、どんな人であってもコースに出れば、「1ヤードでも遠く、1打でも少なく」となります。

ですのでそこまでへの道として、厳しい目がいいのか、そうではないのか、のどちらかとなります。

 

今すぐにコースをまわれるようにならなければいけないという必要はない、でもゴルフを始めてみたい、という方は情報収集をしてできる限りのシミュレーションを自分なりにすることをお勧めいたします。

また一緒にゴルフを始める人や、連れて行ってくれる人がいる、あるいはクラスなどの環境がある、という人はその人たちとのコミュニケーションも大事となるでしょう。

 

【紆余曲折に補助線】

 

ぼんやりとでもゴルフをはじめてみたいなと思われるということは、何かしらのゴルフ「料理」のイメージができている、ということでしょう。

そしてゴルフは自分で自分を調理するため、ちょっとした紆余曲折もあって当然、それ全部が自分のゴルフです。

 

ゴルフで不健康にはまずならない、とのほほんと考えていましたが、この紆余曲折に対しても補助線を引いていこうというのが主旨です。

1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2021/01/27        bridge   |   

ゴルフ索引「う」(話題)

みなさんこんにちは。

今回は「運動習慣」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【運動習慣で得られるもの】

 

一言でいえば元気、ではないでしょうか。

それに加えて自分について話す、考える思考習慣も得られると思います。

 

SNSがあらわす「わたしも」の時代】

 

SNSは「わたしも」の時代をよくあらわしているな、と思います。

例を一つあげさせていただきます。

わたしはゴルフに関する投稿ももちろん拝見いたしますが、時代だなあと感じるのは野球についての投稿です。

 

野球観戦が好きなのでプロ野球や大リーグの話題を見ては「日本の野球はなぜこんなにずっと強いのか?」を考えている間に、NPBでは広島が3連覇したりソフトバンク(前ダイエー)が強かったり、最近ではパがセを圧倒し続けるということで両リーグともDH制にするかどうかの議論まで‥。

「ところで、プロ野球ってこんなにオシャレだったかな‥?」と。(あくまで個人的なイメージですが)

 

すっかりオシャレになったプロ野球を見ている内に、このピッチャーはボールを握る人差し指に力が入っていないんではないかな、などにも目がいくように。

だんだんと野球の技術についての投稿も熱心に見るようになり、ファンの方や指導者の方たちのわかりやすい内容になるほどなあ、と。

最終的には自分もバッティングセンターへ行き、最近はマイバットを持って定期的に通っています。

「最初の自分の話はなんだったかな?バッティングが面白いからまあいいか。」と。

 

「わたしも」を引き出すSNSはスポーツと相性が良かったと同時に、それをどう思うかはともかく、人間がいかに視覚情報の生き物かということがよくわかります。

 

【声の大きさと主張の中身はまた別】

 

「難しい」まできている人がその一言で片付けてしまうと損、ということはこれまでにも述べてきました。

もちろん大人には主張や考えがあります。

わたしがここで長々と説明を書くまでもなく、一人一人が持つその主張に署名があろうとなかろうと、その声が大きいか小さいかも関係なく、その人自身のあらゆる生活習慣、行動習慣、思考習慣が可視化される時代があっという間にやってくることでしょう。(もうきているかもしれませんが)

 

その時にまた新たな時代の価値観が緩やかに生まれることと思います。

生まれるというよりも、むしろ元々あったものがより鮮明になる、というイメージです。

「これって何かいいよね」とフワッと思われていたものが「これはいい」とみんなが口にするように。

 

自分の話をしているようで実は他人の話に縛られて「難しい」だけを繰り返していたことに多くの人が気づくのではないでしょうか。

 

【ゴルフスイングの何が「難しい」のか】

 

運動習慣で得られるものはたくさんありますが、「わたしも」は当然ですし、またそうでなければ意味がありません。

それがデジタル化により、どんどん早くはっきりとしてきています。

 

ゴルフスイングで言えば、「股関節の前傾角キープ」などの「ゴルフの型」までをすっとばせるぐらいのデジタル化ができるかどうか、できているかどうか、という議論になるのでしょうが、そこまでのハイテククラブは未だないどころか、むしろ「股関節の前傾角キープ」などの型ができている人ほど自由に体を使えている、というのが実感するところです。

 

だから伝えることは「難しい」ですし、隙あらば「しっかりさん」にも届くドンズバのスイング方法を考えますがボールの横に立って行うのがゴルフスイングである以上、現行ルールの中ではまずないのではないかな、というのが今のところの結論です。

 

「わたしも」が早くはっきりとしてきているとは言え、全部を一足飛びには得られない、少なくとも今のゴルフはそうであり、そういうことが無意識にわかる運動習慣の持ち主が「まっすぐさん」や「なんとなくさん」ではないか(あくまでも仮説ですが)、というお話でした。

 

次回は「英語」です。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2021/01/18        bridge   |   

ゴルフ索引「い」(話題)

みなさんこんにちは。

今回は「レギュラー」です。

世の中が今まさにイレギュラーに包まれていますが、どうぞ最後までお付き合いください。

 

【レジャーかスポーツか】

 

ゴルフのイレギュラー、もっとも身近なものとしては降雨が挙げられるのではないでしょうか。

冬の雨の中のゴルフは寒くて冷たくてなかなか大変ですが、それ以外の季節でも「雨の中ではゴルフをしない」という方や「ちゃんとしたレインウェアをそもそも持っていない」という方も少なくないと思います。

 

ゴルフをレジャーとしてするかどうかはともかく、他のスポーツから見た場合、ボールを打った後、カートでボールのところまで行き、それを打ってまたカートで移動する。

ハーフターン後のお昼はレストランで食べ、時間があればお茶をし、またカートに乗って午後からのスタートホールへ行く。

1ラウンド終了後は感想戦でまたお茶をして終了、「これのどこがスポーツ?」というのもよくわかるお話です。

していることは、はたからみればレジャーそのもの、ボールを打つ事やスコアメイクを一生懸命していても、です。

 

【上手くなりたい人が多い、にもかかわらず】

 

「ゴルフって難しいですよね‥ふっ。」の考え方が損ではないか、と以前にも述べました。

食べるものや視聴するもの、人間が取り入れようとすることに少しずつですが深さが求められていく世の中です。

よく言わせてもらうのが「単語」ではなく「文脈」になっていっている、というお話です。

 

今はレジャー色の強いラウンド形式しかない中で「ゴルフは難しい‥。」まできている人たちがあともう少し頑張って「自分にとって、ゴルフの何が難しいのか」までを考えられる機会があれば、「難しい」の一言で片付けることはなくなっていく気がしています。

 

「この人はゴルフをしたらいいだろうなあ」という人たちに限って「ゴルフはいいわ‥。」と、最初に言われた時には衝撃的すぎましたが、今から思えばそのお気持ちは少しわかる気がします。

しない人から見た場合、レジャーなのかスポーツなのか、今ひとつゴルフがはっきりしていないんだろうな、と。

とは言え、人は一度にいろいろとたくさん考えられないので、今あるレジャー形式に乗っかりながら、帰りの道中や夜寝る前に今日のゴルフはどうだったんだろうと整理して考える、ということになっているのが現状といえるでしょう。

 

レジャーにも見えるゴルフは、本当は主体的なスポーツとしない人たちに少しでも伝わればいいなと、考えます。

 

【伝えることの難しさ】

 

たとえば「前傾角を変えないでスイングをしてみてください」という説明ひとつをとってもそうです。

自分の経験上、ずっとさせてもらっているこの説明、プレイヤーがどれぐらいの振り幅のスイングでどのような球筋をイメージしているかにもよりますが、前傾角を作っているのは上体ではなく股関節です。

股関節で前傾角をキープのつもりでも、説明しているこちら側が「前傾角キープ」という単語だけを発すると当たり前ですが、そこだけが切り取られます。

 

股関節での前傾角キープの練習の前に、ひざからひざはどうですか?という意図で「振り上げないスイング(ひざからひざの間で動かしている人が多いと思われる動作)でもあるパッティングから前傾角キープに注意しましょう、注意することからはじめましょう」という説明を何度かいたしました。

 

繰り返しとなりますが、ハーフスイングでもフルスイングでも、前傾角を作るのは股関節です。

右利きプレイヤーの場合、右サイドで押し込むような形、左サイドでさばくような形であっても股関節の粘りを意識して前傾角を保ちましょう。

 

どちらのサイドを使うかで上体のフォローやフィニッシュの形が異なるのは当然です。

ゴルフスイングは目標方向から見た場合、横に立ってスイングするためにこのような上体のちがいが昔のクラブに比べてより顕著に出ます。

 

ですので、派手に動いていく上体の形にゴルフスイングは目を奪われがちですが、股関節の前傾角キープについてはできている人はできていますし、できていない人はできていません。

ボールは掛け値なく、きっちりと飛びますので結果をみれば一目瞭然です。

 

むしろフォロースルー以降、フィニッシュにかけて上体に目がいくというプレイヤーは、その方自身のゴルフスイングのイメージとして、下半身を使っていくという意識自体が少ないのかもしれません。

 

上体の使い方のちがうトーナメントプロたちのスイングを並べて、だから前傾角をキープしなくていいスイングもある、という結論であればこれは残念ながら論理の飛躍です。

 

繰り返しとなりますが、上体の使い方のちがいがあるだけで、ゴルフスイングは股関節を前傾させる動作、になっています。

 

それから、トーナメントプロたちのスイングとアマチュアゴルファーの方たちのスイングを比べる、部分的ならともかく結論までを導く、ということについてはやはり無理がある気がします。

 

グリップやボールの位置、そのプレイヤーのこれまでの運動習慣などで鍛えられる基礎体力のちがい、たとえば筋力や体幹の強さ、道具を扱うことへの慣れ(おもには腕や肘下、掌の感覚)、体の柔らかさやしなやかさなど、ここにさらにギアへの正しい知識が加わり、そのプレイヤーのスイング形成という過程が前提としてあるから、です。

 

これらの理由により、非常に個人的な動きでもあるゴルフスイング、レジャーかスポーツかはともかく余暇でゴルフをされている人たちのスイングには、トーナメントプロたちよりも変数が多くあります。

そのプレイヤーにとってどこの部分がキラーパスになるか、という原因追及の絞り込みには時間を要します。

きっとみなさんが思われているよりも、です。

ほとんどの人が頭の良い大人で、さらに加齢の中で練習をするから、です。

時間がかかりそうな「文脈」ではなく、早くできそうな「単語」に対しての依存が、ゴルフの場合はここにあるのでしょう。

 

【単語と文脈の間でゆれる人間】

 

どちらかと言えば、経験が豊富な人ほど、あえて雨ではプレーしない人が多いことでしょう。

なるべく自分のペースでゴルフをしたい人はみなそうです。

しかしゴルフは屋外でするスポーツ、難しさや厳しさはあって当然です。

レジャー形式に乗っかりながらも、雨の中のプレーでもいいというコンディションの時は、文脈脳のサインとして、それだけでその一日のゴルフを楽しんでください。

「倍速で上手くなりたい!」というコンディションの時は、そのような気分に合う練習メニューを探す、ということになるでしょう。

 

わたしが思っているよりも上達したい人はずっと多い、それも早く上手くなりたいんだなということが少しずつわかってきました。

 

次回は「運動習慣」です。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2021/01/15        bridge   |   

ゴルフ索引「あ」(健康)

みなさんこんにちは。

令和三年、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

お正月はいかがお過ごしだったでしょうか?

今年は「ゴルフ索引」として一年間、全50回の予定でお送りいたします。

毎回のお題選びはきっとかなり自由ですが、「やってみよかな‥」というゆるい読後感を目指していきたいと考えています。

 

初回の「あ」のお題は【青空】です。

それでは今回もどうぞ最後までお付き合いください。

 

【青空を見るスイング】

 

すっかり寒い季節の到来となりましたが、ここから暖かくなってくるまでの間、準ステイホームとなる方も多いかと思います。

今回は家の中やちょっとしたスペースでもできる素振りのご紹介、「青空を見る(ような)スイング」についてです。

 

プレイヤー自身にそんなつもりはなくても、スイング中の前傾角が変わりやすい方に多く散見されることの一つ、「思い切って視界を変えられない」を以前にも書きました。

 

アドレス時にボールを見るあまり、バックスイングでボールから目線が遠ざからない(視界が変わらない)ままクラブを振り上げてダウンスイングしその結果、アドレスの時には確保されていたクラブヘッドが入るスペースがなくなり(インパクトで突っ込む形)、適正なバックスピンがかかりきらず打ち出されたボールを見て、思ったようなショットではない、というこれはバンカーショットでよくみられます、という内容が以前のお話でした。

 

今回はクラブを振った後の目線(視界)の話です。

フィニッシュをとった時、再び地面(芝生や砂)を見ている、というような人はボールが上がりきらない(クラブが振り切れない)、ということが多いのではないでしょうか。

ここで「頭を動かしたらダメなのでは?」と思われた方は「スイング中は前傾角をキープする」の意味がおそらくですが、少しちがいます。

わかりやすいのは首の角度です。

アドレスで作った首の角度のまま(ターゲットを斜めに見る姿勢)スイングするとあごは右肩(右利きの場合)におされるように上がってくる(顔の向きは変わる)ので、インパクトからフォロースルーにかけての瞬間、目線は下というより上を見るような形に一瞬ですがなります。

そしてボールが飛び出された後にいつものフィニッシュの姿勢(クラブを担ぐようないつもの形)です。

 

【つま先上がり下がりも同じ】

 

当然ですが、顔は顔で首は首です。

首から下の足首までの間がターンしていく、がゴルフスイングですのでこれが上手くできれば、繰り返しとなりますが、目線は押し出されるように一瞬上がって地面よりも空を見るようなターンを経由しフィニッシュの姿勢になります。

 

いきなりフィニッシュの姿勢ではなく、インパクトからフォロースルーにかけての部分、一瞬ですが空を見るような瞬間があります。

この動作のお手本はジュニアゴルファーです。(柔らかさやしなやかさが目立ちますがよく見てもらえるとわかります)。

顔というより首から下、だから顔は斜めのまま向きが変わる、というこれは、つま先上がり下がりがあまり好きではないというプレイヤーの方もきっとお心当たりがあるかと思いますので、クラブを短く持つなどして、あごは肩に押され一瞬、空を見る素振りをどうぞお試しください。

 

次回は「イレギュラー」です。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2021/01/04        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑩」〜

みなさんこんにちは。

今回⑩は最終回、「ゴルファーにとって最高のラウンドとは?」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【ゴルファーにとって最高のラウンドとは?】

 

まずはゴルフ自体が健康証明書ですがその中身もとなれば、グリーンに上がったらパットを好きに打つこと、ではないでしょうか。

 

【ゴルファーの特権】

 

顔に出ていようがいまいが苦労してたどり着いたグリーン上、パットをマナーの範囲内で思うように打つことは全ゴルファーに等しく保証されている特権、それを侵害することは何人もできません。

 

【理論と実感】

 

「ショットがどれだけよくてもパットが入らないとショットまでおかしくなってくる、ショットがおかしくてもパットが入ってくるとショットも良くなってくる、ということはパットの練習だけをしていたらいいということ?」とは、古閑美保プロ(08年JLPGAツアー賞金女王)が言われていた記憶がありますが、これを聞いた時はすごく面白いなと。

 

型をどうするかはともかく、理論も実感もどちらも非常に大事、自分の気持ちと相談しながら、スイングはスイング、スコアはスコアと別々に進めていく、というお話をこれまでしてきました。

スイングとスコアを同時に意識することは至難の業だからです。

ですが心配ご無用、成果はパッティングにちゃんと出るようにゴルフができているのかもしれません。

 

【何がどう変わってもゴルフ自体の難しさは同じ】

 

ゴルフボールやクラブの進化についての話し合いが議論のテーブルに載っていることは途中にも触れましたが、仮にゴルフが12ホール競技になる、カップの大きさが大きくなる、バンカーがなくなる、などの競技になってもそうなればなったでまた必ず何かが難しいとなっているのではないかな、と思います。

簡素化はともかく、競技として簡単になればあまり誰もしないのではないかなという気もしなくはありません。

 

 

【一年間ありがとうございました。】

 

これまで「ゴルフクラブのお話(考え方)」として50回を目処に述べてきました。

結論は「ボールを打つことが簡単になっても、ゴルフの難しさはきっとそこまでかわらないのでは」です。

 

カテゴリーごとの毎回の問題提起&解決策のご提案と同時に、全回を通底して「いいスイングとはインパクトがあるかどうか」では?ということも考察、その便宜上、余暇ゴルフの方のスイングタイプを3種類に分けてきました。

そのうちの『スイングをオリジナル解釈』されているかもしれないプレイヤー(しっかりさん)に興味があり、終盤に別枠で書かせていただいたゴルフの練習編は「しっかり」さんへのお手紙となっております。

 

ゴルフは何にこだわるか、をプレイヤー自身が設定できます。

しかもそのこだわりをとことんまで追求することも可能です。

対戦型のスポーツだとこうはいきません。

スコアか、スイングか、クラブか、どれなのかを明確にして見失わずに楽しんでほしいと思います。

 

ゴルフクラブを選ぶ時、今使われているご自身のクラブが基準です。

ヘッドも難しく、シャフトも重いものに変えた、となれば今のものから2段階は難しくなります。(どれぐらい難しく重くなったかもありますが)

ということは最初の間、同じスイングならば、そこまでのミスヒットではなくても少し距離は落ちます。

右利きの方ならそれまでよりも右にもいくと思います。

同じスイングでクラブのスペックだけが上がったなら、最初のこれは仕方がありません。

感触も弾道も変わって当然、安易にダウンスイングでヘッドを閉じてインパクトで合わせたりすることがないようにご注意ください。

 

お話は尽きませんが、いろいろあっても、「今日は入るかなどうかな」とグリーン上でのパッティングを楽しみに当日は早寝早起きで長くゴルフを楽しんでほしいと思います。

来年は新たなテーマで始まります。

またどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

みなさまにおかれましては、年末年始も健康第一でどうぞお過ごしください。

それでは今回もそして一年間、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/24        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜パター編(考え方)⑧最終回〜

みなさんこんにちは。

今回はパター編⑧最終回「入るオーラ」についてです。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【前回と今回のあらすじ】

 

寄せよう入れようと思い過ぎずにまずは長さより簡単なライン、それをアプローチするような気持ちでパットする、などポジティブ思考を使っていく、が前回の内容でした。

今回は「安心感」の考察として「入るオーラ」についてです。

 

【オーラの次元がちがう】

 

オーラというと少し大げさですが、人間ですので気分は毎日変わります。

誰でもそうですが、朝起きて目が覚めたときの感覚なども毎日ちがいます。

ラウンドの日の、朝のここを前もってイメージすると、イヤイヤするパットが少なくなり、その結果、いいことがあるというのが今回のお話です。

 

ゴルフは屋外でするのでスタート時間にもよりますが、ほとんどで朝が早いです。

ということは当然ですが、心身とも元気でなければできないスポーツということになります。

特に長くゴルフをされている方は本当に元気な人が多く、いつも大変勉強になりますが、いいスコアを出しそうな人は普段とはちがうオーラがさらに出ています。

朝、クラブハウスや練習グリーンでお会いした時に「この人は今日、いいスコアで回りそうだな」など、大げさではなくなんとなくあるなと。

 

今ちょうど年の瀬ですが来年のゴルフの日程、たとえばGWのコンペ、お盆にする帰省先でのラウンド、秋のクラブ競技など、大きなイベントや予定は年単位でほぼ決まっているのではないでしょうか。

(今年や来年に関してはイレギュラーがあるかも知れませんが)

 

【自分の素のストローク=スイングイメージ】

 

少し先にある予定の中で何か頑張りたいラウンドがある場合は、その1日に向かうイメージをして、目の前のパットはその途中だとしていくと、ストロークが少しずつ変わります。

気負いが少ないストロークは、自然体のパッティングとなります。

はじめにも述べましたが、パッティングストロークにはその人のスイングイメージが如実に出ます。

同伴プレイヤーからのふいの一言など、朝からすっきりしている頭にスッと入ってくる、良いヒントと出会うかもしれません。

ラウンドの日は目覚めよく起きて、コースではいいストロークを心がけると、結果はともかく色々と次につながりやすいです、というお話でした。

 

これにてパター編は最終回となります。

序盤から中盤にかけては、3パットや4パットが多いというプレイヤーの方はアドレスの前傾角を変えないでストローク、またはスイングをしてみてください、という内容でした。

終盤は、パッティングで大切なのはやはり集中力、そしてそれは安心感からくるのでは、ということでそのための道具、ポジティブ思考、目標設定などを使ってご自身のコンセントレーションと上手く付き合ってみてください、というパター編(考え方)のお話でした。

 

今回はここまでです。

別枠の練習編も次回⑩「(アマチュア)ゴルファーにとって最高のラウンドとは?」で最終回、ゴルフクラブのお話(考え方)シリーズの大ラスです。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/21        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑨」〜

みなさんこんにちは。

今回は閑話休題「ゴルフの練習編⑨」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【前回と今回のあらすじ】

 

主観的になりやすい余暇ゴルフの場合、ミスが出る(ミスと感じる)とその原因追及がスイング面ではじまる、という内容が前回でした。

今回は、型を使って自分のスイングや動きのパターンを知る、というお話です。

 

【型でわかる特徴】

 

少し時間がかかる「ゴルフの型」と余暇ゴルフは決して相性がいいとはいえません(だからいろいろ悩ましい)が型を使って練習をすると、動きに対するイメージやパターンを自分で知ることができます。

これだという結論が出るまでは、コースではナイスショットでもないがミスショットでもない当たりを駆使してください。

グリップやアドレスなどの型にはめると、その人の個性や特徴がよりわかりやすく出ます。

それをどれぐらい修正するかは目的など人によってそれぞれです。

 

他者からのアドバイスの場合も同じです。

バックスイングで肩をもう少し入れてみてください、と言われた場合、あと少し肩を入れて出る飛球や動きにプレイヤーのパターン、イメージが出ます。

(これを嫌がる人が多い)

そこに対するコメントがその人への提言となります。

ここがあまり浸透していないのではないかなというお話でした。

 

史上初の冬開催となった『全米女子オープン』が終わりました。

すごい試合でした。

来シーズン以降も楽しみです。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/18        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜パター編(考え方)⑦〜

みなさんこんにちは。

今回はパター編⑦「パターは、パターかアプローチか」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【これまでのふり返りと最終回までの予定】

 

前回の「パター選び」では進化するパター、タイプ別の傾向と個人の好き嫌いについて考察、道具にとって大切なのは「集中力を引き出す安心感」というお話でした。

いきなりですが、これまでのパター編のふり返りと最終回までの予定です。

 

パターという道具について 

サブタイトル「愛用品」。

 

スイング始動とは? 

サブタイトル「反動ではないテークバックがあるかどうか」。

 

スコアから考えるスイング 

サブタイトル「余暇ゴルフの山」。

 

しんどいグリップとその解決策のご提案

サブタイトル「グリップする、に慣れる」。

 

3パットや4パットが頻発する人は高確率で「しっかり」さん

サブタイトル「グリップする、感覚がよくわからないという人へ」。

 

パター選び(前回)

サブタイトル「集中力を引き出す(ほどの安心感ある)道具」。

 

パターは、パターかアプローチか(今回)

サブタイトル「簡単ラインでポジティブ思考を練習」。

 

入るオーラ(次回最終回)

サブタイトル「オーラの次元がちがう」。

 

【前回後半から最終回まで私的感想文です。】

 

最初におことわりです。

今回はパターをパターと考え過ぎずにアプローチと考えてみるというお話ですが、前回の後半から今回、次回最終回までは、ほぼ「安心感」についての考察文、いわば主観にあふれた私的感想文ですので、「のんきな話」と感じられるかもしれませんが、どうぞご了承ください。

8回のパター編でお伝えしたい事は⑤の「パター数がかさんで仕方がない人は高確率でスイング中の前傾角が変わっている」です。

これだけがお伝えできていれば、と考えています。

 

ウェッジやパターなどショートゲームに関わるクラブからは、スイングとスコアの両面から考察してきました。

前々回まではスイング視点の技術的な要素として、テークバック、グリップ、ストローク中の前傾角について、前回からは集中力を引き出すメンタル的な要素として、まず道具の安心感を取り上げました。

引き続き集中力を引き出すメンタル要素として、今回はポジティブ思考、次回の最終回はオーラについてです。

 

【パターは、パターかアプローチか】

 

テークバックもある、グリップもしっくりきている、ストローク中の前傾角もかわっていない、パターにも不満はない、にもかかわらずパッティングがどうも不安という方は、パターをパターとして考え過ぎているのではないかなと考えます。

 

パターが上手い人、います。

パットの名手は誰ですか?といわれて、思い浮かぶ人やプロの選手がおられたら少しイメージしてみてください。

なぜその人はパッティングが上手なのか?

ボールの転がりがいい、グリーンを読むのが上手など、何かしらの理由を挙げることができると思いますが、その人はポジティブ、ではないでしょうか。

 

【ポジティブ1とネガティブ7

 

人は「ポジティブが1に対してネガティブは7」といわれているそうです。

生存本能としてもともとネガティブに考えるようにできているとも。

不安を感じて当然、ゴルフのパターの時は意識的になるべくポジティブを保つ練習を少しずつしていきましょう、というお話です。

 

そもそもなぜ上手い人はポジティブか?

答えは非常にシンプルです。

ラインが簡単なんです。

では簡単なラインとは?

明らかに切れたりしない上りのラインです。

ではなぜ上りが残るのか?

 

【ボールは高いところから低いところへ転がる】

 

ゴルフコースはフェアウェイもグリーンもほとんどが傾斜面です。

設計者の意図はあってそれを利用した方が簡単、ティーショットなど、振り切れていたスイングからの飛球であれば、キックよくいいところへ出てくるなどいわれます。

 

ショットやアプローチなどがグリーンにポーンと乗ったとき、距離感(タッチ)が合っていれば、ボールはころころと低い方へ転がります。

ピン位置がどこであっても、グリーンオンしたボールが低い方へ転がっていくイメージで打っていく。

寄せたいや入れたい、の前に「高いところから低いところへ」です。

そしてその後のパットの距離がすこし残っても、上りのラインであればナイスオンです。

同じ流れでパッティングも同じことをくり返します。

 

パターはパターですが、超難しいラインに対して「これを入れるためのストロークとは?」といきなり考えず、上りのパットを残すアプローチぐらいの気持ちでその後のパッティングもしてみてください。

いい感じのライン、上りなどのパットをたくさん打ってそれでもまだなにか外れている、外れる気がするとなればそこではじめてミスの原因を考える、ストロークかアドレスかクラブか、などです。

コースを把握することが重要ですが、これがしづらい環境はどうしても難しく(ネガティブに)考えてしまうのでご注意ください、というお話でした。

 

今回はここまでです。

次回はパター編⑧最終回「入るオーラ」についてです。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/17        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜閑話休題「ゴルフの練習編⑧」〜

みなさんこんにちは。

今回は閑話休題「ゴルフの練習編⑧」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【前回と今回のあらすじ】

 

前回は、ゴルフは出したい結果の難しさもさることながら、出せる結果の予想が難しい、と。

なりたい自分へ一直線が一番の理想ではありますが、経験が大きいゴルフの場合、誰であってもこうはなかなかいきません。

理想は理想として、コースや調子と相談をしながら予想や計算を立てる地道作業が大事です、というお話でした。

今回は「ゴルフは難しい?」の続きとして、そうはいっても余暇ゴルフの場合、作業として予想が難しいのは仕方がない、というお話です。

 

【余暇ゴルフが競技ゴルフよりも難しい理由】

 

結論から申し上げると、余暇ゴルフだけでは、何がわからないかわかりづらい、もう少し踏み込んだ表現をすると、いつまで経っても自分のパターンがわからない、からです。

これはゴルフに限らずよくある話で、何がわからないかがわかればわかったも同然、などともいわれます。

 

ずいぶん前になりますが、競技ゴルフからはじめた自分自身をふりかえっても、公式にスコアを競ったりしない、いわゆる遊びでゴルフをした時、「ある意味ではこれの方が難しい」、「これだけで上達する、は至難の業では」と。

ほとんどの同伴者の人たちが「なぜゴルフは上手くならないのか?」を口々にいわれ、その度にいろいろ何か自分なりに答える、をくり返していた記憶があります。

 

他の人と難しいホールやショットの共有がなんとなくしかできないので、ミスが出るとその原因がわからないまま、ミスを減らそうとしてさらにミスを重ねる、そして集中力がなくなってしまう、というループに。

原因はともかく、ミスはミスとしてそれをマネージメントとしてつかっていく、というのがあまりない。

難しいホールやショットは誰でも難しい、それを克服するのには当たり前だけど練習する時間が必要、というシンプルなことが余暇ゴルフでは実感としてなかなかわからない、貴重なその場でマネージメントではなく、ミスの原因追及をしてしまう人がほとんどです。

 

前にも書きましたが、それが打てる人はそもそもそこにいかない、です。

 

アドレスで少し右を向いていた、スイングがいつもよりちょっと早いかな、など誰がどうみてもそう、といった客観的なことは気持ちに余裕があるなら、むしろ聞いた方がいいです。

ですが、ミスの原因をその場でいきなりスイングにもとめることは、他者からのアドバイスがあろうとなかろうと、熟練者やセンスにあふれている天才肌の人ならともかく、ほとんどの人にとっては非常に難しいことです。

 

【全部自分のせいにしない】

 

ぶっつけ本番の要素が強い余暇ゴルフ、ミスに対する考え方も一直線となりやすいです。

良いスイングが良いスコアを作るのですが、スイングもスコアも山あり谷ありが普通、むしろミスをしてこそ。

でもだから難しいし、思いがけず谷に落ちた時のためのクッションとして、今を予想する習慣も大事です。

そのかわり、自分で自分の予想がはまるとものすごく面白いスポーツ、良くも悪くもゴルフは経験、ミスは回収できるんだなといつか実感されることでしょう、というお話でした。

 

今回はここまでです。

「ゴルフは難しい?」シリーズは次回⑨「型の役割」で完結です。

当初の予定を大幅に延長し、閑話休題をお送りしてきましたが、さらにその次の⑩として「アマチュアゴルファーにとって最高のラウンドとは?」をもって最終回となります。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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2020/12/11        bridge   |   

ゴルフクラブのお話〜パター編(考え方)⑥〜

みなさんこんにちは。

今回はパター編⑥「パター選び」です。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

【「直進性」「打ち出し方向」「ボールのつかまり」の組み合わせ】

 

基本的にクラブは見たままですが、パターも同じです。

 

ヘッドの形はフェースバランスに影響します。

ヘッドの横幅が広いほど深重心となるため、直進性が高くなり、逆にシャープなものほど自分でストロークをしていくことになります。

 

ネックの位置はボールの打ち出し方向に影響します。

ネックがヒールよりにあるものほどボールをつかまえやすく、センターネックに近づくほどボールは左に打ち出されにくくなります。(右利きの場合)

 

またシャフトの延長線上よりヘッドがうしろにくるようについているネック形状のものがあります。

これもクラブと同じで、オフセットのものはボールのつかまりがよくなります。

 

これら、ヘッドの形やネック位置とその形状に加え、長さやバランスやグリップの種類などの組み合わせとなります。

 

【利き目】

 

目の下にボールをセットするパター、利き目でボールの位置がかわります。

右利きの場合、利き目が右の人はボールは真ん中よりに、左の人は左よりにセットされます。

よって、利き目が右の人はセンターネックと相性がよく、左の人はオフセットのものがいいとされます。

 

【悩みは気のせい?】

 

道具には「安心感」が重要ですがゴルフクラブの場合、これは視覚情報によるところが大きいと考えます。

パターにはヘッドとネックの両方とも、直線形と曲線形があります。

自分自身で言えば、ヘッドの形はともかくネックが直線形でなければ、手元やヘッドがグラグラしそうで気持ち悪くて仕方ありません。

長らく使用するパターのネック形状は、クランクネックかセンターネックのどちらかです。(ちなみに利き目は右です)。

 

しかし数年前、あるコンペでスタートホールにてパターを忘れていることに気がつき、同伴者の方たちにパターを借りながら1ラウンドをプレーしたことがありました。

この時、今まで自分が使ったことのないベントネックのネオマレット型をコースではじめて使用、全く問題なく回れたどころか慣れてくると長いバーディパットがよく入り、クラブの好き嫌いは気のせいだと思いました。

 

学生の時もある競技の予選でパターを忘れ、「あー!」となっていたところ、たまたまそこに居合わせた他の出場者の方が予備のパターを好意で貸してくれたことがありました。

この時もショートネック(少し曲線)のピン型でしたが全く問題なく試合をクリアしました。

 

さらにこれは自分ではありませんが、クラスの方とコースを回った時のこと。

前半はプレー時間がおしたので、後半はわたし以外の3名の方がプレーし、ホールアウトに関係なく15分経ったところで次のホールへ行くというルールでラウンドしたところ、全員の後半のスコアが前半よりも大幅に縮まった、ということもありました。

この時ほど、パターどころかクラブやスイングの悩みというのは、練習+システムの工夫次第だと思ったことはありません。

 

【悩むから悩む】

 

コース上でのコンセントレーション、いわゆる集中力や集中状態はどこからやってくるか?ということを考えた時、繰り返しとなりますが「安心感」というのは一つの大きなポイントでしょう。

 

パターにも道具の進化はあり、さまざまなタイプが数多く登場、ながめているだけでも楽しいです。

そのような中から、見た目や直感で自分が選んだパターの機能面を理解して、それをつかう時はどんなイメージかを把握できれば、それで「1安心感」をゲット、のような考え方としてみてください。

 

良いプレーを引き出すためにはあとどれぐらいの安心感がいるのかについては、別枠の「ゴルフの練習編」にて考察中ですので、もしよろしければこちらも合わせてご参考にしてみてください。

 

今回はここまでです。

さて、先週末をもって国内の男女ツアーとも、年内の日程が終了しました。

(女子の新人戦は今週開催予定)

異例のシーズンとなった今年、プロゴルフの国内ツアーがあったこと、大きなトラブルもなく無事に終了したことについて、選手のみなさんはもちろん、関係者の方々の大変なご尽力もあったことと思います。

何をおいてもこれが一番すごいことと、今年も試合の視聴を楽しませていただきました。

統合シーズンとなることが決まっている来年の再開はまだ未定ですが、今から楽しみに待ちたいと思います。

寒くなってきましたがみなさまにおかれましては、健康第一でどうぞお過ごしください。

次回はパター編⑦「パターは、パターかアプローチか」です。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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2020/12/08        bridge   |