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新着情報  2020年06月29日

ゴルフクラブのお話 〜フェアウェイウッド編(考え方)まとめ〜

みなさんこんにちは。

今回はフェアウェイウッド編まとめです。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

前回の⑨ではロフト角が20度から25度までのFW、ショートウッド(7911番)

について考察しました。

ショートウッドが打ちやすいクラブというのはもちろんのこと、ロフト角25度付近の

クラブ間で起こりやすい「クラブの切れ目問題」から考えても、長さが担保されている

ショートウッドはアイアン先頭番手への流れを良くする場合もあるので是非ご参考にしてみてください、というお話でした。

 

FWが打てるようになってくるとドライバーが打てなくなる?】

 

今回はFWのまとめの回ですが、これまでのものより少し長く回を割いてFWについて書きました。

ここに至る理由として、特にコース上、ロフトの少ないFWでも気持ちよく芝生から

直に打てるのに、ドライバーとなるとどうも打ちづらそう、という人をよく見かけるようになったことです。

自分の体感としてはここ45年ぐらいのことでしょうか。(もしかするともう少し前からあったのかもしれませんが)

サブタイトルのような現象は少し前ならやはり考えづらく、競技などから得た自分の経験則や蓄積されているスイングやクラブの常識とまで書くと少し大袈裟ですが、何かそれらともまたちがう、ゴルフのどこかある部分が時間の経過とともに明らかに変わってきているんだろうな、という事を実感しました。

 

通常コースでドライバーはティーアップして打ちますが、見方によっては

つま先上がりのショットとなる(つま先上がりが苦手なアマチュアプレイヤーは多い)

からなのか、何回見ても打ちづらそう、翻ってセカンド以降、フェアウェイからの

距離を稼ぐ番手のFWでのショットはきっちり当たる、など少し前ならこれらは

やはりあまり考えられない事で、ハイテククラブによるこういう現象をよく散見

すること自体が非常にショッキングな出来事です。

(上のこのケースであればスイング面から解決していく方法をとりますが、

決して強引にしたり焦ったりはしません)

 

【いまどきハイテククラブが引き起こす数々の「いま風ゴルフ現象」】

 

少し話が逸れます。

いまどきのハイテククラブが引き起こす、「いま風ゴルフ現象」(個人的にそう呼んでる)

は例えば他のクラブやショットにおいてもしばしば見受けられます。

よくある例を他いくつかご紹介しますと、とにかくまっすぐ飛ばしたい

「まっすぐさん」や、どのクラブでもインパクトが少しずつ強く入る

「スイング血中濃度高めの人」などが挙げられます。

誤解を恐れずにかなり思い切って書きましたが、もしきつく聞こえたら

大変申し訳ないです。

これを書いた言い訳をいたしますと、ひと昔前にゴルフを覚えた者として

こういうことは考えにくい、ということばかりだからです。

ひとえに、ハイテククラブの影響なんだろうな、という思いです。

このようないくつかの「いま風ゴルフ現象」の原因や因果関係はおそらく

一つではないでしょうが、きっとこの辺りのこれではないかな、

という目星らしきものはぼんやりと頭の中にはあるものの、まだまだ

考察が必要ではあります。

少しずつ整理ができれば書いていきます。

 

【「間違ったスイング」と「スイング自体を間違っている」は別もの】

 

話を戻します。

ハイテククラブの功罪は、「間違ったスイング」と「スイング自体を間違っている」

をないまぜにしてしまったことと考えています。

様々出るミスが「いま風ゴルフ現象」で済んでいる間に、ハイテククラブが故に

陥りやすい「スムーズなスイングは即、スムーズなインパクト」という誤解から

「スイング自体を見失う」または「スイング自体が間違っている」ということに

ならないよう、ご注意ください。

 

特にアマチュアプレイヤーの場合、ほとんどの方が加齢の中で挑戦する

ゴルフスイングですから、少しぐらいの「間違ったスイング」でも

ゴルフスイングであればゲームは成り立ちます。

これまでの回との繰り返しになりますが、多少ドライバーが窮屈でも

ロフト角の少ない今風ハイテクFWを芝生の上からなんとなく振ってもなんとなく

飛ばせるぐらい、のスイング目安を個人的には提案します。

(経験等により人によってこの限りではありません)

 

スイングは練習やゲームの経験とともに理解が進み、いずれ時間が経てば、

基本と個人の長所を両立させながらオリジナルの形で垢抜けていくものと考えます。

むしろ時間をかけてじっくり作っていく、ぐらいが良いのではないかなと考えます。

すぐにできるは、すぐにできなくなります。

(それでも必要な時は、スイングの面でそういうことも時には

提案しますが必ずその先を説明いたします)

これも繰り返しとなりますが、どれだけのハイテククラブであっても、

またどれほどのヘッドスピードであっても「スムーズなスイングは即、

スムーズなインパクト」ではありません。

スムーズなインパクトはスムーズなスイングから生まれますが、

「すぐ手に入るもの」ではなく、練習や経験とともに裏打ちされた先に

練り上げられていく味のあるもの、だと考えます。

 

ゴルフを始めたいけどどうすればいいかわからない人や、ゴルフを

練習しているけど迷いが出て来ている人へ向けてここを書いています。

人によってはさまざまなご意見、もちろんあるかと思いますが、大事なのは

プレイヤーそれぞれが納得し、その人のゴルフを楽しむことです。

FW編は全10回と少し長くなってしまいましたが、少しでもみなさんの

ゴルフライフの一助になれば幸いです。

次回からはユーティリティークラブ編の全4回(予定)です。

 

さて国内女子ツアー開幕戦となった、『アース・モンダミンカップ』が先ほど終了しました。

最後はプレーオフにまでもつれるなど、5日間に及ぶフルコースの開幕戦となりましたが、何事もなく無事に終了し良かったです。(パチパチパチ)

大熱戦の開幕戦、予選も決勝もそれぞれ面白かったです。(パチパチパチ)

次戦も楽しみに待ちたいと思います。

 

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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2020/06/29        bridge   |