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アバランチ

10月半ばからフジの月10枠で放送開始したドラマです。
初回を見て、「お仕置き」というキーワード、組織の成り立ち・・・
これって、ハングマンじゃん、と思いました。

ハングマンは、80年代に特定の層から絶大な支持を得ていたドラマで、
当時は現代版必殺仕置き人、とも呼ばれていました。
ハングマン、ハングマンII、III、IV・・・ハングマンGOGO、などシリーズ化され、
7-8年続いた長寿番組でもありました。

法の目を掻い潜って悪事を重ねる奴らに、
コードネームしか持たない影の集団ハングマン=処刑人が制裁を加え、
奴らの社会的地位を奪い懲らしめる、というものです。

最初は正統派のワルを懲らしめる筋書きだったのですが、
回を重ねるごとにお仕置き方法にコメディ要素の方が多くなってきて、
毎回そのお仕置きを見るためにドラマを見ていた気がします。

樽の中に閉じ込めて砂丘を転がし爆破、
目隠しして連れまわし素っ裸で銀座のど真ん中に置き去り、
網の中に入れクレーン車で海にしゃぶしゃぶ状態、等、
コンプライアンス等どこ吹く風の演出でした。
当時はそれが許されていたのだと思うと、
ドラマと現実の切り分けが見る方の側にもしっかりできていたのだと思います。

アバランチの制裁は、悪事を生中継でネットに晒す、
一度ネットに流出したものは二度と消すことはできない、
というもので、これは現実ともリンクしているので怖い世の中になったな、と思います。

勧善懲悪は、昔も今も、スカッとするから不滅なのでしょうね。

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2021/11/09        002   |